朝の散歩(フジオのブログ)

日記、感想、創作など。

アリス展とアリス原作

また今年の夏の思い出を書きます。

 

某日、森アーツセンターギャラリーにて開催されていた『特別展アリス〜へんてこりん、へんてこりんな世界〜』にいっていました。

 

alice.exhibit.jp

 

普通にアリスが好きだったので、どの展示も見ていてとても楽しかったです。原作について、映像作品について、アリスにインスピレーションを受けた文化あれこれなど、いくつかのテーマに分かれて展示されていまして見応えがありました。

 

個人的にはその中でも原作にまつわる展示のスペースが熱かったです。テニエル氏の作品ずっと見ていたかったです美しかった…。アリスが好きとは言っても全然マニアとかではないので、展示で初めて知った情報もあって、何度も「へー」となりました。特にテニエルの絵を木版画で表現し切った兄弟の存在!すごい。ドジソンが影響を受けたであろう作品や当時のイギリス文化などの紹介も、見ているだけでテンションが上がりました。

 

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全体的な展示の仕掛けも可愛くて(でも甘すぎない)、非日常を味わえました。

 

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東京での開催は終了しましたが、これから大阪会場が始まるんですよね。アリスに少しでも興味のある方は楽しめると思います!

 

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あと、アリスといえば(思い出話スタート)、学生時代に「何か英語の本を読んでみたい」と思ったことがあって、その時に「アリスなら児童書だし、自分でも読めるかも♪」とペーパーバックで原作を買ったんですよ。

 

でも全然スラスラ読めなくて、「児童書なのに…!」とショックを受け、序盤ですぐ嫌になってそれっきりやめてしまっていました(思い出話終了)。

 

それから10年以上経っていましたが、まだ処分はしていなかったので、このアリス展の予習の意味も含めて、この夏リトライしてみることにしました。(久しぶりに手に取ると一部すごい濃い茶色に変色してて「これがペーパーバック…!」と謎の感動もしました。)

 

1日に1段落とかそれくらい、少しずつ読み進めるからか、10年前より抵抗なく読むことができました。

 

読みづらいは読みづらいですが、頭の中でディズニー版のアリスの映像がちょいちょい助けてくれて、なんとなくで読み進めることができています今のところ。

 

あと、エンジョイシンプルイングリッシュ(ESE)に取り組んでいたので、英語に対するハードルが少し下がっていたのかもしれません!(と、自分に言い聞かせる、ESEは無駄じゃなかったと…)。

 

とはいえ原作だけで読み進める力はないので、日本語訳版も2パターン用意して、原作→日本語訳①→日本語訳②→原作の順で読んでいます。この日本語訳が2パターン手元にあってよかったです。どちらか1つだけだと「ああ、私の脳内翻訳は間違っている〜」と凹んでいたと思いますが、2つあると大抵どっちかの翻訳とはニュアンスが近くなるので安心感があります。

 

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日本語訳どちらもすごいなあと読むたび感動します、英語の言葉遊びを日本語に落とし込むのが。とはいえ今回初めて原作の言葉遊びと触れ合えて、それはもう楽しいです。仕掛けられているものの1/10も味わえていないのでしょうけど。

 

あと日本語版のうちの1冊は、挿絵がトーベヤンソンなんです。テニエルの挿絵が最強・最高なのは言うまでもないですが、このトーベの挿絵もめちゃ可愛くて、ページをめくるのが楽しみで読み進めている側面もあります。昔この本をプレゼントしてくれた友人に感謝です。

 

7月から読み始めて今は8章(全12章)。登場人物みーんななんかムカつくんですけど(アリスも大概な性格ですよね)、自由な感じな彼女らがやっぱり好きです。もうしばらく楽しみながらちみちみ読み進めて行こうと思います。