朝の散歩(フジオのブログ)

日記、感想、創作など。

『ボクと魔王』の思い出③

ボクと魔王』についてもう少し書きたいことがあるので書きます。

 

・公式HPのこと
・コンサートのこと
・ピアノアレンジCDのこと

 

の3点です。

 

今回も内容もほとんどがうろ覚えですし、思い込みで書いてしまってる部分もありそうなので注意してくださいね。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

<公式HPのこと>

発売当時は『ボクと魔王』の公式ホームページがあり、ページ内でキャラコンも開催されていたような気がします。で、好きなキャラを投票する際(一人で何度もできる)、簡単なコメントも付けられて、それが日が経つにつれてキャラ投票と直接関係ないようなコメントも増えて、いつの間にかファン同士のちょっとした交流の場みたくなってたと思うんです。

 

それがなんだか好きでした。

 

運営がちゃんと管理していたのか、治安もそんなに悪くなかったような。牧歌的な雰囲気だったような記憶です。思い出補正かもしれませんが。

 

自分の身の回りには『ボクと魔王』のファンはおらず、(何人かの友人に勧めたけど誰にも刺さらなかった)、一人で「好き」の感情をくすぶらせていたので、「インターネットの世界にはこんなに『ボクと魔王』が好きな人がいるんだな〜」と小学生なりに感動していました。

 

 

<コンサートのこと>

そんな感じで当時は『ボクと魔王』が大好きでしたが、そのうち他のゲームの楽しさにも目覚め、さらに受験・進学・就職…と、一応自分のリアルの方の人生を進めていくことになり、次第に心の中で『ボクと魔王』が占める割合は減っていき、気づけば10年以上の歳月が流れていました。

 

そして社会人になってからは忙しさでヘロヘロになり、平日はおろか休日もゲームすらする気にならず、自分の好きなエンタメの情報を追うこともできなくなっていました。そんな期間がしばらく続きました。

 

それが少し落ち着いた頃、『ボクと魔王』のサントラコンサートが、どうやらファンの方々が主催となって?開催しているのを知りました。しかも複数回。

 

発売から10年以上、続編も何も出ていない作品のコンサートが開かれているって、本当にすごいことで、ファンの方は熱いなあと驚き、感動しました。Peak A Soul+さんなど公式の関係者も。

 

それで私もせっかくだからと、第3回目くらいのコンサートにお邪魔しました。お客さんを眺めて「ここにいるお客さんはみんな、今でも『ボクと魔王』が好きなんだ〜。」とこれまた感動しました。インターネットの世界でなく、生身の人間でファンの人を見るのは初めてで、不思議な感じがしました。

 

会場もオバケをかたどったロビー花があったり、ゲーム内のテキスト風の注意書きがあったりしてコンセプチュアル…!こだわりにときめきました。

 

そして個人的にドリンクが一番ビックリしました。キャラをモチーフにしたオリジナルドリンク(選べる2種!)(お品書きも可愛い)がありまして、コンセプトカフェ好きだったのですごくテンションが上がりました。愛とスキルがすごいと本当に感動しました。そしてビジュアルだけでなく、お味も美味しくて、全種類飲んでみたかったです。(結局2回しか参加できてない)

 

そしてコンサート本編。ステージ上にはピアニストの野崎洋一さんと『ボクと魔王』音楽プロデューサーの土井潤一さん。

 

ゲーム内の名曲の数々がピアノアレンジバージョンが奏でられてまして、アレンジされてるってある意味新曲じゃないですか!10年以上経って新曲を(しかも生演奏で)聴けたので、それはもう夢の中にいるようでした。

 

小学生の頃の自分に「あなたは10数年後に『ボクと魔王』コンサートで他のファンの人と一緒にキスリングの曲で「ウッ」「ハッ」って掛け声を合いの手で入れるよ」って言っても信じてくれないだろうな、なんて思いました。

 

そして土井さんのトーク。主に作成当時の思い出話や作成秘話を披露してくださいまして、私はほぼ全て初めて聞くエピソードだったのでありがたくてありがたくて、ずっと拝むように聞いていました。音楽やゲーム制作の知識が全然ないので理解はそんなにできていないと思いますが。

 

閉演したら出口で土井さんがにこやか〜にお客さんをお見送りしてくださったのも、胸にじんわりきました。

 

それまでもその後ももっと規模の大きいサントラ系のオケコンに複数参加しましたが、その中でもこの『ボクと魔王』コンサートは特別な体験だったと今でも思っています。

 

 

<ピアノアレンジCDのこと>
そしてその感動のピアノアレンジバージョンが後日、CD『ボクと魔王After Story』として発売されました。どこまでもどこまでもありがたい。アレンジ版を聴くとオリジナルも聴きたくなり、その逆にもなるので、ずーっと『ボクと魔王』のサントラを聴いていた時期がありました。

 

peakasoul.stores.jp

 

〜おなじみのズラズラ浅い感想シリーズ〜

・Marlene's Theme 
一曲目にマルレインのテーマ来るんだ…!と衝撃でした。キャラも曲も大好きなので、がっつり心を掴まれました。アルバムの幕開けはしっとりしんみり。途中からエモーショナルに。本当にピアノが合う曲ですよね。1曲目に限らず、このアルバムの選曲とセットリストの理由ってどこかに公開されていましたっけ。すごく気になります。

 

・Theme of Madril
マドリルのテーマでありますが、前半はオープニングムービーの曲で始まるのでわくわく感と言いますか「『ボクと魔王』の世界へようこそ〜」感があって好きです。ピアノアレンジのアルバムですが全体を通してピアノ以外の打ち込み系の音もたくさん入っていて楽しいです。

 

・Theme of Lischero
個人的にリシェロの曲が大好きなので、収録されていて嬉しかったです。原曲より美しさがアップしているような…!

 

・Moe-Moe
この曲がピアノアレンジされると知った時は驚きました。40代くらいのベテランアイドルがデビュー当時のヒット曲をセルフカバーして歌っているようなしっとり感。

 

・Gutten Kisling
聞くたびに上で書いたライブの時の感動が蘇ります。ピアノアレンジによってコミカルな中にもカッコよさや優雅さが入り込んだ雰囲気になっていて好きです。ちゃんと学会で論文発表していそうなキスリング博士。

 

・Sewer Dungeon
ダンジョン曲もね、やっぱり入っていた方が良いですよね。ダンジョン曲なくして『ボクと魔王』のサントラは語れませんからね。ええ。原曲よりこちらの方がドラマチック!

 

・Vampire Evil King Battle
バトル曲の中で一番好きな曲なのでテンション上がります、ピアノアレンジかっこいい〜!ノリノリ度で言えばこの曲が一等です。

 

・Melody from the box
名曲はなんぼアレンジされても良いものですからね。このピアノアレンジが聴けて感動しました。長生きはするものです。ピアノが似合う…。自分でピアノ自由自在に弾けたらこの曲を真似たいものです。

 

・Forest of Willkur
ここに来てウィルクの森だ〜!『ボクと魔王』の曲って全体的にどこか異国情緒やノスタルジーを感じるんですが、ウィルクの森の原曲はまっすぐ明るくて爽やかな印象です。ピアノアレンジもその原曲のイメージそのままに、よりおしゃれになっていると感じました。

 

・at the Bar
実在するどこかのバーでこの曲が流れていて欲しい。ピアノ演奏されていて欲しい。ジャジー

 

・Theme of Highland Village
始まった瞬間「うわあ、美しいよう〜。」て泣きたくなりますね。美しくて悲しくて寂しい。なんてピアノが似合う曲でしょう。途中からのアレンジがまたかっこいいですね。

 

・Afterwards…
明るい曲だけど終わりが近づいている感があって切ない。全部で12曲だけとは思えないくらい濃い・たくさんの景色を見せてくれるアルバムです。このピアノアレンジアルバムの企画から販売に至るまでに関わった全ての方に大感謝です。

 

曲が好きじゃなかったら、きっとここまで『ボクと魔王』に執着することはなかったなと思います。もし私が大金持ちだったら、『ボクと魔王』のオケコンとか開催してみたいですね。(大金持ちになる予定ないです)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

一旦『ボクと魔王』について書きたいこと書けてスッキリしました〜。

 

おしまい。