朝の散歩(フジオのブログ)

日記、感想、創作など。

初めての同人誌作り&サークル参加の日記 〜その1〜

先日、初めて同人誌を作り、そして同人誌即売会コミティア141)にサークル参加してきました。個人的にとても良い経験になったので、ここに感想や経緯をまとめたいと思います。自己満足のズラズラ長い日記で、誰かのためになる内容は含まれないと思うのでご注意ください。

 

書くテーマは、
①初めての同人誌作り
②初めての同人即売会のサークル参加
③当日の感想
④拙作『ポインミーのおだやかな生活』について
⑤今後
…こんな感じになると思います。

 

今回は①について書いていきます。

 

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①初めての同人誌作り


■同人誌を作ろうと思った理由
昔から読書や書籍、物語などがそこそこ好きで、そして以前から「頭の中にぼんやり断片的に浮かんだ設定、風景(妄想)を言語化してみたい」「自分で作った物語を紙の本にしてみたい」という憧れがあったからです。

 

”紙の本を作る”で最初に思いついたのは出版社から出版してもらうことでしたが、どうやって…?何かの賞に応募して大賞を取れば良いのかな?一生かかっても無理じゃないのとすぐ気づきました。そして、「出版社に頼れないとなると自分で、そうだ自費出版だ」と思い至り、同人誌を作ろうという方向性が定まりました。

 

 

■初・同人誌が完成するまで
「よし、ポインミーの物語を作るぞ」と決めるまでの過程は後日書くとして、ここでは文章を作って、それが紙の本になるまでの思い出を書かせてください。

 

<書く>
まず、物語を書くにあたって、「人に見られている最低限の意識(客観的な目)が欲しいなあ」と思っていたので、作ったものをインターネットで公開しようと決めました。しかし、ポインミーの話をどこで公開すれば良いかよく分かりませんでした(今もわからない)。そこでこの過疎ブログ『朝の散歩』で書いていくことにしました。「一応人に見られているけど、ほぼ誰にも見られていない」というバランスが、執筆の際はちょうど良かったです。

 

お話・物語の書き方はよく分からないですが、思うままに書くのは楽しく、比較的ご機嫌で最後まで走りきりました。

 

 

<描く>
困ったのはイラストの方でした。ポインミーの物語を作ると決めた際、「挿絵が絶対ほしい!何枚もほしい」と思っていたのですが、願っただけで挿絵は出てきません。そして私は絵がそんな上手じゃありません。おまけに誰かに頼むお金の余裕も、頼んだ人にディレクションするスキルもありません…。こうなったら自分で描くしかないと腹をくくりましたが、大変でした〜。
・大前提の画力
・キャラデザ
・画面構成
・背景
・センス

…全部ない!ないと分かりながら作業するのは辛い。文章を書くのだって同じくらいできていないだろうけど、イラストはぱっと見で”足りていない”ことを突きつけてくるから厳しいものがありました。描いていた時期は毎日「誰か助けてくれぇー!!!!」と心の中で叫んでいました。

 

ちなみにチラシの裏にシャーペンで下描きして、それを写真に撮ってpixivスケッチというアプリ(無料。ありがとう)で清書するみたいなやり方で描きました。iPadとペンシルを貸してくれた方ありがとうございます。

 

 

<仕上げ作業>
ここで言う仕上げ作業とは、ブログで書いたものを印刷会社に入稿するための形に整える作業のことです。これも挿絵描くのと同じくらい苦戦しました。…私がパソコン音痴だからというのが大きいですが。

 

まずブログで書いた文章をWordに置き換えていったんですが、「コピペするだけかな」と思いきや、改行部分全てに微妙な1/4くらいのスペースが入っているのを消したり、数字の文字が横になっているのを回転させたり、意外と調整作業がありました。

 

そして紙の本用のレイアウト作業
・余白
・文字数、行数
・フォント
・ページ番号の位置
・奥付作成
・紙の素材、サイズ などなど
全〜部自分で決められる自由。自由とは時に苦痛なものですね。全部「わからん!」て思いながら、分からないなりに設定していきました。(そして設定方法が合っているか、また不安になる)。いろんな同人誌作りサイトの助言やハウツーを読んでかえって迷いが大きくなっていました。

 

あと製本関連の用語もピンとこなくて(トンボとか、塗り足しとか、モアレとか…)、「背幅計算合ってるかな」、「綴じる向きはこれで大丈夫だよね…?」など、入稿の際の注意事項を自分のデータが守れているかどうか判断できないのも不安でした。

 

そして肝心の表紙作成です。デザイン編集ツールを持っていなかったので、フォトショをインストールして、使い方もピクセル的な知識も謎のまま、無料期間中に急いで作って解約しました。ありがとうフォトショ…。フォトショ氏、普通にやると1ヶ月で4000円くらいかかるんですね、貴族の編集ソフトじゃん…って思いました。

 

印刷会社に入稿データを提出し、不備バックが返ってこなかった時は、すごくホッとして「一山越えた〜」と嬉しくなったのを覚えています。

 

デザインスキルもパソコン・デジタルの知識も乏しい人間は、この仕上げ作業でかなり疲弊しました。

 

 

■作った本が届いた時
そんなこんなで何とか入稿したデータが、しばらくして紙の本になって自宅に届きました。印刷会社さん、郵送会社さんありがとうございます。実物を手にしたとき、それはもう感動しました。目的は果たされたし、曲がりなりにも長年の夢が叶いました。途中何度も嫌になって諦めたくなりましたが、作って良かったと思います。

 

そして同人誌を作る工程のうちの「仕上げ作業」は、今回でかなり雰囲気は掴めました。次回同人誌を作る時のハードルは下がったように思います。いろいろ勉強になりました。

 

ただ、もし自分にお金の余裕があれば、仕上げ作業は別の人にお願いしたい…!!!!イラストやデザインも…。できれば誰かに校正も頼みたいです。(恥ずかしくて誰にも見せられませんでした)。まあ多分また自力でやると思いますが。

 

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以上、同人誌作りについての思い出でした。

 

次回、初めての同人即売会でのサークル参加、よろしくお願いします。

 

おしまい。