朝の散歩(フジオのブログ)

日記、感想、創作など。

初めての同人誌作り&サークル参加の日記 〜その3〜

今回は「③当日の感想」、初めて同人イベントにサークル参加した当日の日記です。2022年9月4日に開催されたコミティア141での思い出を書かせてください。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

③当日の感想

 

■スペースに到着するまで
起床して、軽く朝食をとり、そして身支度。自分なりにいつもよりおめかしをして、気合いを入れました。家を出てからゆりかもめに乗り換える前くらいまで、緊張で腹が痛かったです。入場のための手続きあれこれは、たくさんの人がいるのにも関わらず、スムーズに感じました。運営の方、ありがとうございます。

 

 

■売り場の準備
無事自分のブースに到着してから、さっそく机の上の飾り付けを始めました。布をしいて、商品を並べて、ポップを置いて…。すごく楽しかったです!事前にいろいろ準備したつもりでしたが、設営し始めてようやく看板とコイントレーがないことに気がつきました。看板はスケブに手書きで、コイントレーは常備していたピルケースを代理で使うことにしました。

 

こうやってチマチマ売り場の準備をしているときに、見本誌を回収しに来たスタッフのお姉さんが、私のブースを見てゆるい感じで「かわいい〜」と言ってくださったのが嬉しかったです(優しい)。「今この瞬間が今日のハイライトかもしれない」と思いました。少し緊張がほぐれました。

 

 

 

■開始からの1時間
そうこうしているうちに、あっという間に開始時間の11時になりました。会場にいるみなさんが拍手をしていたので、真似して拍手しました。

 

開始からまもなく、J庭方面に急ぐきれいなお客さんたちの集団(長蛇の列)を見ました。みなさんすごい凜々しいというか、“本気”の表情をしていて、見ていてなんだかエネルギーをいただけました。そしてこんなに大勢のお客さんたちを本気にさせるBLジャンルと作家さんってすごいと感動しました。

 

一方、私のブースには開始から30分が経っても、誰も訪れませんでした。始まる前は「自分から動こう」と思っていたけど、いざ本番となるとビビって置物のようにその場で黙って座っていました。

 

ですが、それからしばらくして、お1人、私のスペースに視線を向けてくれる方が現れました。あ、ありがたい…!立ち読みしてくださいました。去り際になんとか無料配布を渡すことができました。

 

 

 

■最初のお客様
そして12時前くらい、新たにお客さんが立ち寄ってくださり、しばしの立ち読みの後、なんと購入してくださいました。

 

最初お客さんが立ち読みをされている間、自分はどこを向いていればよいか分からず、もじもじと下を見ていました。するとその視線の先にあったコイントレーに、お客さんがコツンと500円玉を置いてくださりましてね、それはもう驚きました。多分、この瞬間のことは自分がおばあちゃんになっても忘れないんじゃないかな、と思います。

 

ご購入してくださっただけでも大感謝なんですが、優しいお言葉までかけてくださって、本当にありがたかったです。

 

 

 

■お客さんとして
途中で少し休憩も兼ねて、お客さん側として会場を見学することにしました。その時は「この空間は絵上手人(えうまびとorえうまんちゅ)の巣窟やな…」と改めて思いました。もちろんイラスト以外のあれこれも。もう怖いくらい。皆さん凄すぎ〜。あとお店の人もお客さんもおしゃれさんが多い気がしました。

 

そしてこんなキラキラしたお店群の中から自分のブースに立ち寄ってくれた人への感謝の気持ちが改めてわきました。ありがたい〜。文芸ジャンルもすごくて、一件一件見て回りたかったですが、自分のスペースが気になってすぐに休憩を終わらせました。

 

 

 

■サークル主として
お客さん目線で他のスペースを見たことで、休憩後は少しリラックスしていました。

 

<会釈するマン>
そして、リラックスの果てに生まれたのが会釈するマンでした。こちらに一瞬でも視線を向けてくれた通行人にあいさつの会釈しまくっていました。ペコリ、ぺこぺこ、ニタリ、ぺこ…。ちゃんと会釈になっていたか分かりません。こんな不気味な私に会釈を返してくださる方もいて、それだけでもうなんだか嬉しくなっていました。中には「ポインミーだって…笑、かわいい…」と言いながら通過してくださる方もいて、楽しかったです。

 

<無料配布渡すマン>
友人Aには「自分から無料配布渡すのやめときなよ(自由に持っていってもらうだけにしなよ)」と強めに忠告されましたが、私は配りたい!(友人Bは無料配布こちらから渡すのアリ派だった)。でもAのように配布物を差し出されて困る人もいることは理解したので、当日は受け取ってもらえただけですごくありがたかったです。誰も受け取り拒否されなかったのも、みなさん優しかったからだと思います。ありがとうございます。

 

<お尻爆発マン>
「接客するんだから、最低限、姿勢は正していなきゃ…」と、普段めちゃ猫背ストレートネック人間なんですが、無理矢理背筋を伸ばして開催時間の4時間を過ごしました。普段使われない腹筋と背筋が悲鳴をあげていました。でも、正し方が違っていたんでしょうね、もう後半は腹筋背筋よりもお尻のあたりの骨?が痛くなり始めてびっくりしました。「こんなところに、骨あるんだ…」って。この痛みは翌々日まで続きました。

 

<両サイドのお隣さん>
同人イベント初参加なこともあり、他のスペースの方とどのような距離感で接すれば良いか謎でした。しかし、ありがたいことに自分の両サイドのお隣さんはどちらも気さく&ほどよい距離感の方たちで、人間関係で苦しむことはありませんでした。運が良かったです。ありがとうございます。少しおしゃべりできて楽しかったです。

 

 

 

■販売結果について
最初のお客さんの後も、ぽつりぽつりと購入してくださる方がいらっしゃいました。本当にありがたいです!本当にず〜っと前から当日の12時くらいまで「1冊も売れないかもしれない」と怖じ気づいていたので、購入してくださる全員が光って見えました。

 

立ち読みの後お買い上げくださった方、即決でお買い上げくださった方、無料配布を受け取ってくれた方で、後でわざわざ戻ってきてくださった方…。お一人お一人に本当にありがたかったです。

 

会場全体では客数が減ってきていたであろう13時以降の方が、販売ペースが上がりました。私の本を買ってくださった方は全員当日購入を決めたんだと思うのですが、衝動買いしてくださる方がこんなにいらっしゃるんだと、感動しました。(殆どの人が目当ての商品しか買わないと思っていました。)

 

最終的に、友人に頼まれた取り置きをのぞいて、初の同人誌は完売しました。最小ロットの発注ですし、他のサークルさんと比較すれば微々たるものですが、嬉しいです。

 

 

 

コミティア終了後の感想
良い刺激だらけで、少しだけ新しい扉が開いて、「勇気を出して参加して良かったなあ」と思いました。創作活動の実力実績皆無、事前にやったSNSでの宣伝のいいねゼロでも、当日は楽しめました。

 

あと、運が良かったと思いました。今回のコミティアは来客数は、ここ数回の中では多い方だったと見聞きしました。だから、私のようなビギナーサークルにも足を運んで下る方がたくさんいたんだと思います。そして、そのお客さんがみなさん優しかったこと。両隣のサークルさんも優しかったこと、当日雨じゃなかったこと、開催前も後も感染症にかからなかったこと、腹痛以外の体調不良がなかったこと…。全部運が良い!

 

もちろん運だけでなく、コミティア運営スタッフさんの尽力によるところも大きいですね。このような貴重な体験をさせてくれたコミティアの運営スタッフさんに厚く感謝申し上げます。

 

帰宅後、予想はしていましたが、体力気力どちらもバテていました。そして予想外の尻骨の痛さ。

 

もうひとつ予想外のことがありました。なんと自分の本を読んでくれた方から、丁寧な感想をいただけたのです。ずっと「1冊売れるかどうか」しか頭になかったので、感想をいただけるなんて1ミリも想像していませんでした。本当に驚きました。

 

しかもその内容が温かい!嬉しくて嬉しくて震えました。こんな嬉しいことがあるんですね…。気持ちを文章にして送ってくださる、その気遣いが本当にありがたいです。かっこいい…。私もこんな素敵な人になりたいです…。

 

他にも新たにTwitterをフォローしてくださる方やメッセージをくださる方など、気持ちが温かくなりました。ありがとうございます。(でも「違うな」って思ったら遠慮なくリムーブなりミュートなりしてほしい。)

 

コミティア141が終わればコミティア141は終わりだと思っていましたが、私の中のコミティア141はじわじわ続きました。そして、こうやって感想日記をダラダラ書いているように、まだ終わっていないのです…。ふふふ。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

以上、コミティア当日の感想でした。

 

次回、「④ポインミーについて」「⑤今後について」、よろしくお願いします。

 

おしまい。