朝の散歩(フジオのブログ)

日記、感想、創作など。

『ICO』の思い出

昔やったゲームを自己満足で振り返るシリーズ。

 

今回は『ICO』です。

 

ja.wikipedia.org

 

2001年にSCEから発売されたPS2向けアドベンチャーゲームですね。詳しいことを知りたい方は上記リンクを見てみてください。

 

ICOも私が知るきっかけになったのはTVCMです。大島ミチル氏作詞作曲のテーマソングに乗せて流れるなんか従来のゲームっぽくない映像。の中にいる白い女の子。キャッチコピー。

 

「なんか、素敵…!!」

 

と、思春期入りたてくらいのキッズ・フジオは一瞬でこのCMに心を持っていかれました。どんなゲームなんでしょう、やってみたいわね、と。

 

それから実際にプレイしたのは数年後になりましたが(廉価版が出ていた頃)。

 

やってみると期待を裏切らない素敵さでした。

 

「これまでやってきたゲームと違う」というのも大きかったかもしれません。と、いってもこの頃はまだそんなに本数やってませんでしたが。

 

少ない、というのが最初の印象でした。画面の中の色の数。特に鮮やかな色。鳴っている音の数。HPバーのような画面上の情報。

 

 

それらが、これまで自分がやってきたゲームと比べて、全て少ない。そしてそれらが少なくても成り立っている美しさに引き込まれるという感覚でした。

 

そうだ、上記の他、ストーリーとか世界観も説明が少なくて、そこも想像を掻き立てられて好きでした。

 

うまく言えませんが、これまでやってきたゲーム作品がアニメーションの中に入っていける感覚だとしたら、『ICO』は静かなタッチの絵本の中に入っていくような感覚でした。

 

ゲームの舞台である霧の城を歩いているだけで楽しいというか。光の描写が美しい!

 

あとヨルダね。自分の好きな女の子のタイプの一つに「なんか白くて細くて儚そう」というのがあるんですが(ありきたりですね)、ヨルダはドンピシャなわけですよ。はあ可愛い。言葉が通じないところも神秘的で好きでした。

 

当時、手を繋ぐというアクションにはそこまで特別感はありませんでしたが、今思うと画期的ですね。

 

ヨルダのことが心配でいつも可能な限り手を離さない過保護過ぎる嫌な男になってました。

 

個人的にはヨルダと手を繋いで適度に謎解きアクションしながら霧の城を脱出できるゲームでも十分だったんですが(十分難しかった)、出るんですよね、敵が。黒い影の集団が。

 

もうそれが当時から怖くて苦手です。追いかけられるのも追いかけるのも。倒す時罪悪感だしね。

 

でもそれらを頑張って倒して、ラスボスも倒してエンディングで『You were there』をフルで聴けた時は嬉しかったです。サントラ買いました。当時習いたての英語を駆使して歌詞の翻訳頑張ってました。

 

結末もとりあえずハッピーエンドな感じでしたしね。

 

ICO』はプレイした時期がいわゆる厨二真っ只中だった事もあり、すごく影響を受けてしまって思い出深いです。自分の中の大好きゲーム5選にずっと入れてる作品です。

 

でもさっき書いたように黒い影が怖いのでそんなに繰り返し遊んではないんですが…。

 

でもずっと大好きです。

 

おしまい。