朝の散歩(フジオのブログ)

日記、感想、創作など。

『ウンジャマラミー』の思い出

最近テレビゲームができていなくて恋しいので、昔やっていたゲームの思い出を書いて気を紛らわせます。

 

今回は『ウンジャマラミー』について。

 

1999年にSCEソニーコンピューターエンタテイメント)より発売されたPS(プレイステーション)の音楽ゲームです。※Wikipedia参照

 

ja.wikipedia.org

 

23年前のゲーム…!

 

世間一般では『ウンジャマラミー』より、前作の『パラッパラッパー』の方が有名だと思います。しかし当時我が家にはPSがなく、ほとんどやったことがなかったんですパラッパ。

 

で、PS2が発売された時にようやく我が家もテレビゲームデビューできまして、そのタイミングでパラッパより発売日が新しい『ウンジャマラミー』を選びました(家族が)。

 

このような理由でパラッパより、先に遊んだ『ウンジャマラミー』の方が個人的に思い入れが深くなりました。多分先にパラッパで遊んでいたらここまで『ウンジャマラミー』を好きになってなかったと思います。(後にパラッパ(と2)も遊びましたが、普通に曲良しキャラ良しで「こりゃ流行るわ」と思いました)。

 

自分にとってそんな感じの『ウンジャマラミー』は、今でも大好きなゲームの1つです。

 

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■遊んだ時の感想・思い出
当時、まずパッケージにすごくときめいた記憶があります。ケースの裏表が逆で、カラフルで、なんかカッコいい字体の英語が書いてあって、ケースを開けるとディスクが裏向けに入っていて(真っ黒)、説明書もなんか洒落たことが書いてあって…。ノリ?ノリが良いと思ったのかもしれません。とにかく、

 

「イケてる…!」

 

ド田舎ダサキッズ(私)はこんな可愛くておしゃんなソフトが家にやってきたことに大喜びしていました。

 

実際に電源を入れてからも、ときめきは強まるばかりでした。

 

・最初に出るムービーの『ジェットベイビー』(『ジェットベイビー』???)。
・スタートボタンのギター音。
・メニュー画面やロード画面の板チョコデザインの可愛さ(SEも可愛い)。
・トンチキなストーリー

 

まー、素敵な世界。全部好き。よーし、ギターをかき鳴らすぞーと、気持ちだけは荒ぶっていましたが、いかんせん当時はPSコントローラーを握って日が浅く、ボタンの位置がわかってない…!ステージ1のタマネギ先生から何度も何度も「again」を食らいました。

 

そのおかげもあって、ここでボタンの位置をしっかり指に覚えさせることができて、他のゲームでも随分助けられました。ありがとうウンジャマラミー、ありがとうタマネギ先生

 

ステージの難易度で言えば、特にチャック店長のステージ5とテリヤキヨーコのステージ6が手強く、曲調が全然馴染みない感じでリズムの取り方がわからず「こんなん一生クリアできん…」と思っていたのを覚えています。

 

そういえば、どのステージの曲も独特で、ゲームクリア後もお気に入りの曲を聞き返したくてサントラを買いました。ステージ曲以外の、ムービーで流れていた曲のフルバージョンも多数収録されているのも嬉しかったです…!

 

ゲームとして面白いなあと思ったのが、演奏の評価。良い方からCOOL、GOOD、BAD、AUFUL(当時読めなかった!ウンジャマで覚えた単語)の4段階ありまして、GOOD以上で曲を終えられたらステージクリアです。ただ、先生のお手本通りに演奏しても(ボタンを押しても)、COOLにはならないんですよね。

 

でもまあクリアできればそれで良かったので、というかそもそもお手本通りに弾くだけで精一杯だったので、しばらくCOOLの存在を気にしてなかったんです。それがステージ4で突然COOL判定をもらって(ありがとうフッセンペッパー隊長)、画面がガラッと変わって(飛行機の操縦室から宇宙へ飛び出す)、先生もいなくなり、好き勝手にギターをジャカジャカできるようになったんです。これにはキッズのフジオもびっくり。

 

どうやらお手本以上の演奏ができていれば、このCOOLモードに行けるみたいでして、こうなると全ステージのCOOLモードを見たくなるじゃないですか。「こんな感じかな〜?」と適当なアドリブを入れながら全ステージを回り直すのも楽しかったです。

 

(あと、ロード画面に謎のコード(ボタンのマークの羅列)が出てくるんですが、これをCOOLモードの時に入力するとCOOLの向こう側、通称フィーバーモードに突入するとか、そういう仕掛けに全部喜んでいましたよ、当時の自分は。)

 

ウンジャマラミーのお話が大団円を迎えてエンドロールが流れた時点で十分満足していたんですが、続きとしてラミー編と同じくらいのボリュームでパラッパのステージも用意されていたのもテンション上がりました。

 

そもそもの世界観、音楽、ゲームとしての楽しさ(ワクワク感)、ボリューム、どの観点から見ても大好きな作品です。

 

 

■キャラクターの感想
『ウンジャマラミー』の良さはたくさんありますが、その中でもやっぱりイラストレーターのロドニー氏がデザインしたキャラクターたちの可愛らしさは絶対外せない要素だと思います。

 

私は主人公のラミーちゃんが大好きで、当時は絵を頑張って真似して描いていました。羊の女の子で赤色のショートヘア、耳とツノが生えている。眠そうな目元、Tシャツ・ジーパン・スニーカーのラフな格好。キャラデザの全てがかわいい〜。ライブの時はメイクばっちりになるのも好き…。(後日ロドニー氏がこのラミーデザインよりもっと気に入っているデザインがあるのを知った時はショックでした…!でも確かにそっちの方がかわいい)。性格の設定も、普段は気弱だけど、ギターを持つと勇気が出ちゃう感じも好き…。

 

で、カラフルなラミーちゃんのライバルのモノクロの”ウラミー”もいるのが最高じゃないですか…。性格も表情もラミーちゃんと反対でキリッとしてるという。その分たまに笑顔が見れるとキュンとくる。こういう二項対立的なキャラに弱いので、もうこのラミーとウラミーにメロメロでした当時。

 

あと、先生たち。タマネギ先生はもちろん、他のステージの先生たちもみんな素敵で、いまだに誰が一番好きか決められません。キャラデザも性格もみんなチャーミングですよね。全員全然会話通じなさそう。でもみんな最後プレゼントくれるの。


・パドル隊長…牛かと思いきやダルメシアン。消防士なのにめちゃノリが軽い。
・ピラー婦長…色が可愛い。芋虫?なのも良い。肝っ玉。ステージ3の背景の壁が婦長のからだと気づいた時は「ヒッ」となりました。ゲロはピンク。抱いてるベビちゃんも可愛い。
・フッセンペッパー機長…二重人格のおじいちゃん。たんこぶ痛そう。
・チャック店長…クリアした時の「ジャムったなや!」みたいなセリフが好きでした。
・テリヤキヨーコ…最初は可愛くないと思ってたのに、何回もやるうちに本気で本当に可愛く見えるようになりました。さすが地獄のアイドル。

 

他にもバンドメンバーのマーさんとか、ジョー・チンとか、ストーリーに直接的に間接的に関わるサブキャラもみんな好きです。

 

■グッズの話
冒頭で少し書きましたが、自分が『ウンジャマラミー』にハマった頃は発売から数年が経っていて、もう世の中的にはブームが去っていました。クリア後に攻略本を手に入れるのも大変だったような記憶があります。

 

そんな感じだったので、ソフト発売直後にはたくさん出回っていたであろう『ウンジャマラミー』グッズ、実物をほとんど見たことがないんです。手にしてみたかった〜!攻略本の最後に載っているグッズ紹介の写真をみると可愛くて可愛くて、今も切ないキュン?シュン?とした気持ちになります。

 

そして『ウンジャマラミー』は、他のロドニーさん作品のパラッパやサンダーバニーのキャラクターと比べると、その後の展開があまりなされていないですよね。ビジネス的な意味で仕方ないのでしょうが、さみしさを感じていました。

 

それが今年、2022年になってアパレルブランドとのコラボで新たなラミーグッズ(しかも新規絵で)が発売されたではありませんか…!本当に嬉しくて、「長生きはするものじゃ」と思いました。

 

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これからもガチャポン初登場とか、PS4や5に移植とか、あるかもしれません。たとえなかったとしても、ウンジャマラミーフォーエバーな気持ちを持ち続けてこれからも生きていこうと思います。

 

おしまい。