こんにちは。
先日やっと、長らく買いそびれていた『大逆転裁判1&2』を購入して、今は1の2章を遊び終えたところです。
面白ーい!
やっぱりこのシリーズ好きだなあの気持ちが高まり、思い出を書きたくなりました。
書きます。
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『逆転裁判』シリーズとの出会いは学生時代。当時の友人が、何かの理由で『逆転裁判』をオススメしてくれて、親切にもソフトを貸してくれました。(また私の方から「何か面白いゲームソフト教えて〜」とその人にねだったのかもしれません)。
それまでの自分にとっての『逆転裁判』は、名前は聞いたことあるけど、購入するほど興味のあるタイトルではない、といった存在でした。
それが貸してもらって軽い気持ちで1作目をやり始めるとまあ面白いこと!寝落ちギリギリまでプレイし、起きた瞬間に即再開。睡眠や食事を後回しにするくらい夢中になって遊びました。
まずは裁判という、それまで自分にとって全く馴染みのなかった世界が舞台だったのが斬新でした(もちろん実際の裁判や捜査はこのゲームのようなルール、ノリではないのは承知の上です)。しかもゲームシステム自体はシンプルで、基本はテキストを読み進めるノベルゲーム感覚で遊べるという。でも捜査の真似事や推理(クイズ)要素があるから、ただ文章を読み進めるより能動的な感じがして。
そして主要キャラもそうじゃないキャラも、老若男女問わず、敵味方問わず魅力的なんですよね。そもそものキャラデザが好みというのも大きいと思いますが、それぞれの性格も可愛い、カッコいいで大変です。(真宵ちゃんの可愛らしさは殿堂入りとして、狩魔冥ちゃんのツンデレ(死語?)っぷりに当時の私はメロメロでした)。
基本みんなへんてこりんな感覚の持ち主たちなんですが。
そんな彼らの性格や価値観を上手く現しているテキスト(セリフ)が延々と続くから、どんどん読み進めたくなるのかもしれません。
へんてこりんだらけの一種のワンダーランドで主人公は基本ツッコミ役になってるけど、たまにその主人公自身が1番こわい発言をしてたりするのも好きでした。
あとは、なによりストーリーが面白いですよね。
キャラも結構へんてこりんなんだけど、負けじとストーリーや設定もへんてこりん。でもへんてこりんなりの秩序が保たれているからか、無理矢理感はそんなにありません。
1作品の中に5章程度、それぞれ別々の事件を扱った話があり、最後は全体を通して大きな話が見えてくる構成が好きです。特に3作目は1作目から続いていた因縁との対決といった感じですごく気持ちが高まった記憶があります。シリーズを通してキャラがどんどん成長していくのも泣けました。
友人からは1作目から当時最新作の4作目まで一気に借りていたんですが、1より2、2より3、そして4も3と同じくらい面白く感じて、それも衝撃的でした。(大抵のシリーズものは大体1作目が1番楽しいと感じるタイプだったので。)
素人感覚ですが、きっと『逆転裁判』シリーズはコミカルとシリアスのバランスが凄く上手な作品なんだと思います。基本的に会話劇はコミカルなんだけど、やっぱり人の生死を扱い、裁判・法律に関わるお話だから、終盤は結構シリアスだったりスケールが壮大なんですよね。だから1作品ごとにクリアするとすごく達成感があります。
4作目をクリアした後、迷わず『逆転検事1・2』、『ゴーストトリック』も買ってプレイしまして、これらもとても楽しかったです。特に『ゴーストトリック』はテキストの面白さはそのままに、スタイリッシュな絵柄とゲームシステムで他の逆裁シリーズとは毛色が異なっているのが好きでした。
ただ、その後にやった『逆転裁判5・6』は心身ともに疲れていた時にやったからか、過去作よりハマれなくてやや寂しい気持ちに。
それもあって『大逆転裁判』の購入も遅れてしまいました。
「これでハマれなかったら逆裁シリーズ卒業するかもしれん(寂しい)」と恐る恐る始めましたが、
杞憂!
今のところ普通に楽しく遊んでいます!
逆裁5・6も自身のコンディションが良い時にやればもっと楽しめたかもしれません。
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<『大逆転裁判』1の2章終えたところまでの感想>
・明治が舞台なのが好き
・亜内のご先祖だ!(嬉しい)
・やはりサイバンチョが裁判長じゃないとこの話は成立しないぜ(好き)
・亜双義くんがかっこいいし良い人やから早期離脱しそうやなと思ったらホントにそうなっちゃった…。悲しい…。
・キャラがポリゴンなことに慣れた。表現の豊かさ〜。
・これまでずっとニンテンドーDSや3DSで遊んできて、今回は自身初のPSでのプレイ。ケータイゲーム機のチミチミ感とお手軽感も好きですが、でかい画面でやるのもまた楽しいですね!
・2章、トリックがコナン・ドイルのシャーロックホームズシリーズの『まだらの紐』エピソードでミスリードしてたと思うんですけど「あ!これ進研ゼミで出たところだ!」みたいに「あ!これエンジョイ・シンプル・イングリッシュ(ESE)で聞いたやつだ!」となり嬉しくなりました。確か結構アラのあるトリックだと後年に読者から指摘されてるんですよね『まだらの紐』(これは自主的にネットで調べて知った)。その内容が『大逆転裁判』の中でも描かれていて、ふふふとなりました。他の章も(もしかしてこれまでの逆裁シリーズのエピソードも)名作ミステリのモチーフが沢山出てきているのかな。殆どミステリ読まずにここまで来たことが悔やまれる〜。
・あとロシア語もちょっと出てきて、これも少し嬉しくなりました(今年の春からラジオ番組『まいにちロシア語』を聞いているので)。語学の独学は実生活では全然役に立っていませんが、それでも日常に彩りを添えてくれる事を改めて実感しました。
・続きも遊ぶの楽しみ〜
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<逆裁シリーズから少し逸れた思い出>
『逆転裁判』シリーズのソフトを貸してくれた友人には今でもすごく感謝していますが、学校を卒業してからは一切連絡をとっておらず、そういえば彼女が今どこで何をしているかも分かりません。スマホの機種変などで連絡先もさっぱりですしね。卒業後もちゃんと連絡していれば良かったー!
ただ、この『逆転裁判』シリーズを見聞きしたり思いを馳せる時は、その友人のこともいつも思い出しているような気がします。そう思うと学生時代の趣味アイテムの貸し借りって素敵ですね。
※今の学生さんたちは趣味の共有ってどうやってるんでしょう。私の学生時代はほぼほぼ「物質」で行われていましたが、今は漫画や音楽もダウンロードやサブスクが主流でしょうし。URLを送り合ってるのかな。…まあ、今は今の青春の送り方があるのでしょう!
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『逆転裁判』シリーズは、アニメ・舞台・コラボカフェなどメディアミックスをよく行っているイメージで、それらには全然付いて行けてないですが(ごめんなさい)、これからもこのシリーズのことはずっと好きだと思います。
とりあえず『大逆転裁判』を引き続きやっていきます!
おしまい。