朝の散歩(フジオのブログ)

日記、感想、創作など。

『オーディンスフィア』の思い出

こんちには。

 

今回は『オーディンスフィア』について思い出を好きに書きます。毎回すみませんが、今回も記憶があやふやなまま書くので、内容を鵜呑みにせぬようご注意ください。

 

atlus-vanillaware.jp

 

↑こちらリメイク版の公式サイトでして、『オーディンスフィア』をまだ知らなくて興味のある方はぜひご覧になってみてくださいね。とても素敵ですよ。色鮮やかファンタジーだ〜。

 

オーディンスフィア』は2007年に発売された、PS2向け2DアクションRPGです。開発会社はヴァニラウェアとアトラス。ヴァニラウェアは『オーディンスフィア』の他、『十三機兵防衛圏』『ドラゴンズクラウン』『朧村正』などの代表作があります。

 

ヴァニラウェア社長の神谷盛治(カミタニジョウジ)さんはディレクターからプランナー、キャラデザなど、とにかくなんでもやっているようです…。個人的には神谷さんは職人肌でゲーム愛に溢れた印象があり、それがそのまま会社や作品のイメージにつながっています。

 

さて、そんなヴァニラウェアの『オーディンスフィア』、私は初めてプレイしてからもう10年以上経っていますが、いまだに大好きな作品でして、ここで一度自分の中で思いをまとめる意味も込めて、ここに書いてみようとしています。

 

目次
・『オーディンスフィア』との出会い
・物語の世界へ
・キャラクターが可愛すぎる
・ビジュアルだけじゃない世界観
・スルーできない”ヴァニラ飯”
ベイシスケイプ
・リメイクとは

 

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■『オーディンスフィア』との出会い

 

オーディンスフィア』の存在を初めて知ったのは、発売当時のファミ通あたりのゲーム雑誌で紹介されているのを目にした時でした。

 

そのキャラクターたちが色鮮やかで可愛らしくて、一目惚れしたのを覚えています。その後ホームページで詳しく情報を見てみると、これらのキャラを描いたのは初期の『ファンタジーアース』のイラストの人…?

 

ファンタジーアース』はスクエニから出ていたオンラインゲームで、キャラクターイラストが可愛くて、イラストレーターの神谷さんの名前を覚えていました。(ホームページのイラストをめちゃくちゃ画質が荒いまま紙に印刷して、いつでも鑑賞できるようにして喜んでいました当時(笑))。しかし途中でイラストレーターが変更になって寂しく思っていたのです。

 

そんな神谷さんイラストと、『オーディンスフィア』で嬉しい再会を果たせました。

 

ファンタジーアース』はすごく興味がありつつも、オンラインゲームはやらないスタンスだったので、プレイせずじまいでした。しかしこの『オーディンスフィア』はnotオンライン作品。「絶対プレイしよう」と心に決めました。

 

が、当時の私はまだ保護者の庇護のもとにあり、ゲームを遊ぶ環境はかなり制限されていまして、近々『オーディンスフィア』を買うぞと思いながらも、購入する機会を逃していました。

 

そうしているうちに設定資料集付きの初回限定版が売り切れ、買えなかったショックは今も覚えています。それまでの人生で初めて味わうジャンルの悔しさで、「欲しいものって、早く買わないとなくなるんだ…!」と、その時に刷り込まれました…。

 

それから数年後、やっとゲームをのびのびできる状況になって、その頃には廉価版も発売されていたのでありがたくそちらを購入し、プレイ。

 

メインの登場人物の風貌を把握しているくらいで、あまり予備知識を入れていない状態で遊び始めました。

 

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■物語の世界へ

 

テーマソングが流れるタイトル画面でドキドキしながらニューゲームを選んで…。

 

え、え、、、え…!

 

まず表れた、ストーリー選択画面の屋根裏部屋!ちんまい空間に、本や骨董品がたくさん並んだ本棚、蓄音機、振り子時計、赤いふかふかのソファがあって、床はあたたかみのある板張り、窓は小さいけどたくさん光を取り入れてくれて…。

 

なんだなんだこの特別な空間は!?全てが可愛いすぎて苦しい!!!困るよこういうの、もうさ。ファンタジー好きには効きすぎました。

 

それまで3Dポリゴンのゲームばかりやっていたので、PS2で2Dだとこんなに綺麗なのかと、それはそれは驚きました。

 

そこからは夢中になったというか、時間の概念を忘れてしまったというか、完全に画面の中に入ってしまったくらいの没入感でプレイしていました。

 

この屋根裏部屋に黒猫と小さな可愛い女の子が立っていましてね、その子を操作して一冊の本を手に取らせ、読ませるんです。そしたら本編が始まるんです。

 

この物語の入れ子構造とその演出にもメロメロでした。

 

本編は章仕立て。登場人物の突然の死。演劇を見ているような仰々しい台詞回し。こてこてなんですけど、入れ子構造で「本の中の物語だから」と納得できるので違和感は全然なかったです。

 

で、この本の中の主人公、グウェンドリンさんを操作して物語を進めていくのですが、これも楽しくて楽しくて。バトルは横スクロールのアクションで、アクション下手の身としてはちょっと大変だったんですが、それ以上にその他のシステム(アイテム・レベルアップなど)が楽しくて、最後まで楽しくプレイできました。

 

北欧神話をベースにしている世界観とお話なんですが、悲壮感がすごい。主人公グウェンドリンをはじめ、登場人物が基本みんな超真面目。誉れ高い。ギリギリのメンタルで生きてる。

 

ストーリーに沿ってバトルやら育成やらをわーわー夢中でやっていると、一応キリは良いけどまだ全然終わってないよねというタイミングで本が終了。

 

するとあなた、屋根裏部屋にはさっきまでなかった2冊目の本があるじゃないですか!女の子を操作して手に取りますと、おやまあ次はグウェンドリンさんではなくコルネリウスさんという方が主人公の物語を読めるんですね。

 

同じ世界の物語だけど、主人公によって訪れる国が少し違っていたり、語られる内容が違うみたいなの楽しいですよね、私は好きです。ただ基本フィールドとかボスも被っちゃうんで、新鮮味はなくなっていくんですよね、そこだけがこのパターンの物語の難しいところですね。ただ個人的には主人公によって操作方法が変わるのでバトルの戦略も変えないとだったりで飽きずにいけました。

 

2冊目をクリアすると3冊目…と、5冊目まで続き、メインの主人公5人が出揃います。あの本では敵だったキャラがこちらでは主人公、みたいなのテンション上がります。そしてまんまと5人全員を好きになりましたとも。みんなそれぞれの信念を貫いていて頑張っていてカッコ良いです。

 

5人ともいろいろ事情を抱えつつ、「ラスボス」を倒さねばならないのですが、なんとラスボスも5体いましてね!それぞれどの主人公をどのボスと戦わせるかでエンディングが変わるんですよ、ドキドキですね!正解の組み合わせ以外でも別のエンディングが用意されているので、何回もラスボスに挑みましたとも。

 

あと、ここら辺まで来ると本の中の世界と、屋根裏部屋で本を読んでいる女の子の世界がつながりだすんです。違うけど『はてしない物語』を初めて読んだときのような興奮を覚えました。物語の入れ子構造を利用したしかけというか。

 

トゥルーエンドは本当に美しい大団円だと思いますが、そのエンディングだとしても主人公の1人はちょっと悲しい終わり方で、初めてエンディングを迎えた時は胸が締め付けられました。

 

物語の悲劇の引き金になる主人公たちの親族たちのやらかしもね、最悪なんですけどやっぱりどこか人間臭い動機だったりして、憎みきれないんですよね。

 

ストーリーとしてめちゃ斬新とかテクニカルとか複雑とかではないかもですが、その分きれいで真面目で普遍的で素晴らしいものだと思います。

 

…ストーリーについて、書きたいこと書いたから、次はキャラクターについて書いていいですか!

 

(いいよ!)←妄想の誰かの声

 

ありがとう!書きますね!

 

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■キャラクターが可愛すぎる

 

グウェンドリン
ビジュアル、上半身の白鳥の湖バレリーナと姿と下半身の鎧さんな組み合わせがとても可愛いですよね。青系のグラデーションも美しいです。途中で髪を下ろしてドレス姿になったのもギャップで可愛さがさらに跳ね上がってびっくりしちゃった。

 

性格も真面目で頑なで寂しがりやでいじらしい。お父さんから愛されるため、ずっとずっと心をすり減らして生きてきたんでしょう。途中で父親離れできてよかったね!

 

 

コルネリウス
もふもふのうさちゃんです。(正確にはプーカというオーディンスフィアオリジナルの架空の種族です)。なんって可愛いのでしょう。可愛い風貌なのに表情が凛々しいのがまたかわいい。かわいいちゃんです。でもその正体は金髪サラサラヘアのイケメン王子です。王子だから白タイツだってかっこよく着こなすよ。

 

もう1人の男主人公もですけど、コルネリウス王子は聞いてるこっちが気まずくなるくらい、好きな相手に甘い言葉をね、語りかけるんですよね。でもそれが白々しく響かないくらい、コルネリウスはパーフェクト王子なので問題ありません。

 

 

メルセデス
はい、かわいい。かぼちゃパンツ、頭に花の冠、おさげ金髪、蝶々風の羽。全部可愛い。かぼパンとお揃いの袖のデザインも可愛いです。パンプスのシンプルさもデザインの引き算というかトータルバランスが完璧…!ヴァニラウェアからは可愛い女の子しか出てこない。

 

見た目も精神年齢も最年少の主人公ちゃんです。でもいろいろ大変な出来事を通して覚悟ガン決まりのめちゃくちゃかっこよいお姫様になっていきます。自分の本名を明かすシーンのかっこよさったら。でもこの子だけはどのエンディングを選んでも浮かばれないというか、個人的には悔しいです!確か初プレイ時泣きました!

 

 

オズワルド
主人公5人の中で1番わかりやすくイケメンな男の子だと思います。この方もいろいろ大変な目にあってきていますが、最終的に一目惚れした女の子と結ばれるので良かったのではないでしょうか。末長くお幸せに。

 

 

ベルベット
セクシーかわいい。きれい系。赤ずきんと踊り子衣装を組み合わせたキャラデザがとってもかわいい。主人公の3人娘はみんなキャラデザが本当に可愛い。3人並べた時の色のバランスもとても鮮やかできれい。ベルベットさんは赤フードを下ろしたバージョンの姿があって、それがまた印象が変わって可愛いんですよね。

 

ぱっと見はクールビューティーで近寄りづらい印象を持たれがちだけど、実際はわりとおっとりしている系だと勝手に思っています。十三機兵の薬師寺と似ている。きっと。

 

 

楽しくなったからもうちょっと主人公以外の他のキャラについても書きますね!

 

 

アリス
屋根裏部屋の女の子。ああああ可愛いいいいいい!金髪ツインテに黒リボン、青のワンピースとシンプルに可愛い。シマシマのタイツはキャロルの方のアリスにちなんでいるのかたまたまか。

 

ストーリーの途中まではただ本を読むだけだった彼女が喋り出したのはビックリしましたとも。可愛らしいお声だこと。あとアリスという名前もこのタイミングで初めて明らかに。おじいちゃんが大好きな本を読み、壊してしまったものはパパに直してもらおうとすぐ思え、ママはケーキを焼いてくれて。きっと周囲の大人に愛されて育ってきたのでしょうこれからもそうでしょう。アリスちゃんフォーエバー。ソクラテスの大きさも好き。

 

…本の中の登場人物に戻ります。

 

イングウェイ
ベルベットと双子なだけあって髪色がお揃いなのが良いです。初登場はコルネリウスの敵役として出てくるんですが、この子にも事情と信念がありましてね、泣かされました。必死だったし勇気と行動力があったからこそ、ああいう結末になってしまったかと思うと切ない。

 

オーダイン
グウェンドリンのパパ。いくら星模様のマントとちっちゃい脚が可愛いからって、あのわがままさは許されないよ。計略結婚で生まれた子より、好きになった人との間の子の方が大事に思える。。。うーん、王族もいろいろ大変ですな。最後は少しオフィシャルな娘の方に気持ちが向いて良かったです。

 

オニキス
グウェンドリンの政略結婚のお相手。わかんないけど、この人は時間かけたらちゃんとグウェンドリンのこと大事にしてくれそうだから、お相手として悪くなかったのでは?振られてちょっとかわいそう。とか思いました。でもあれか、国に自分以外の男性がいないってなんか闇を感じます。

 

エドマンド王
コルネリウス王子のパパ。ガチョウを思い出すお顔立ち。王の器ではないかもしれないけど、その臆病さはわかりみがありました。直接悪さはしてないかもだけど、その何も行動しないことが、結局悲劇を引き起こすことになるんですかね。

 

エルファリア
メルセデスのママ。争いのない時代に生まれてメルセデスを甘やかし続けてほしかった。うっうっ…。

 

メルヴィン
メルセデスのいとこ。赤い鼻先がチャームポイントのイケメン。オズワルドへの育ての親としての愛があると見せかけて、ないと見せかけて、やっぱりちょっとはありましたよね!?愛!!初期のメルセデスを見て「こいつに国任せるのはあかんやろ」と思うのは真っ当とも思える。

 

バレンタイン王
オデットちゃんとイングウェイのおじいちゃん。いーん、弱そうなのになんか怖いよ〜。クチバシみたいな骨?なんなの〜。昔は賢王だったらしいけど、家族問題で病んでしまって国滅ぼして子孫にも迷惑をかけて…。ううう、許せねえぜ。でも最後の最後にまともだった頃のおじいちゃんが助けてくれるの。セリフに出てくる「隣で見守っていた者」的なのってコルネリウスでありプレイヤーである私でもあるよね。良いこと言うねおじいちゃん。

 

オデット
冥界の女王さま。ビジュアルが麗しくて素敵です。国のセキュリティが甘くてすぐ侵入者が来てバトって大変だ。そして毎回負けてるのにそんなことを思わせない気高いセリフが好き!

 

ドラゴンたち
まず初めてみた時、その美しさと迫力に「すっげー!」となりました。でもこのドラゴンたちがまた可哀想でね。人類に利用されるの嫌すぎました。ワーグナーが怒るのもしょうがない!でもワーグナーのことも毎回倒さなきゃだから、ごめんごめんて〜!てなります。なおワーグナーもオデット様同様、何度敗戦しても次の相手には「フン、人類めが」みたいなセリフ言ってるのが少し可愛くもあります。そうだよね、本当に本気を出せば、人類なんて瞬殺だよね、ワーグナー

 

ベルドー&スカルディ&ウルズール
個人的にこの『オーディンスフィア』の中で純粋に憎たらしい存在ナンバーワン!ゆ、許せねえ!力を持っているのに自分のためにしか使えない人の象徴のような存在。モデルは北欧神話の三女神かもだけど、『オーディンスフィア』のやつらはタチが悪い!キー!見た目の胡散臭さもすごい。過去に実績があるか知らんが、側近にこういうの置かないでほしいよ王族のみなさま。

 

ブリガン
三下らしいゲスな将軍。でも4つの盾を外すのが楽しくて、あとなんの哀れみも持たずに済むのでボス戦は割と楽しくボコさせていただきました。

 

行商人
あんた!私が見えるのかい!?私に話しかけているのかい?とびっくりしませんでした?しかも完全にモブだと思っていたキャラに。最後に。メタな演出が好きなので嬉しかったです。

 

 

他のサブキャラもみんな愛おしいですがキリがないのでここら辺で一旦ストップ。

 

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■ビジュアルだけじゃない世界観

 

あと、好きだった点。アイテム関連についてです。

 

主人公たちはそれぞれアイテムや装備品を入れる”鞄”を持っています。その鞄がサイズごとにイラストが用意されていること。カバンのサイズによって持てるアイテムの上限数が変わるところ。その2点で「主人公たちは”冒険”しているんだ…!」みたいな気持ちが高まってわくわくしました。

 

無限にアイテムを持てるゲームもちろんありがたいけど、その理由が特に説明されていないものだと(誰かが四次元ポケット持ってんのかな)(専門の荷物持ちを雇っているのかこのパーティーは)と変に気になってしまうので、この”鞄”の設定が好きでした。

 

そんな鞄に入れられるアイテムの一つに”植物の種”がありまして、何種類かあるんです。この種を地面に植えてフォゾン(魔素 ※魔法なパワー的なもの)を注ぐと種から芽が出て本葉が出てとシュルシュル育ち、果実を収穫できるんです。ふぁ、ファンタジー!収穫した果物はもちろん食べられます。冒険及びバトルの合間に、ちょっと息抜きみたいな感覚で植物を育てられるのも好きでした。

 

それから調合アイテム。空のフラスコ+各種食材・素材を組み合わせることで様々な効能のある魔法薬をいつでも作れるのが楽しかったです。どの材料を使えばどんな魔法薬ができるかなというわくわく感と、回復・攻撃・防御・補助と様々な面で本当にバトルを支えてくれて、そのおかげでアクションゲームが苦手でもなんとか戦闘を切り抜けられたので大事な存在です。

 

それからマンドラゴラ。このこたちもめちゃくちゃ可愛い。フィールドを歩いていると、地面がちょっとボコついたところがあり、そこを踏むと「キュッ」と甲高い声が聞こえる。なんぞと思って突いてみると、マンドラゴラが出てきてトコトコ去っていくんですね。可愛い顔をしたニンジンやらカブやらが歩いているのはすごく可愛い。バトル中のドサクサに紛れて起こしてしまった時とか、ちょっと間が抜けていて可愛い。可愛いだけで好きでした。

 

こういったアイテム関連のシステム、どうしても人によっては面倒と感じる設定なのかもしれません。(ゲームに求めるものは人それぞれだから…)。でも、個人的にはあまり面倒とは思わずガッツリ受け入れていました!そう感じさせない工夫がたくさんなされているからでしょうけど。とにかく楽しかったです。

 

そして、少しの手間を感じさせたとしても、あれこれの設定がきちんと理由づけされていると世界観の説得力を高める効果があるんだろうなと思いました。

 

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■スルーできない”ヴァニラ飯”

今はファンの間ではしっかり”ヴァニラ飯”という言葉が定着しているくらい、ヴァニラウェア作品といえば食べ物の描写がすごいことは当たり前みたくなっていますが!『オーディンスフィア』にて何も知らないままで初めてそのヴァニラ飯を見た時は衝撃でした。

 

ゲーム内に飲食店がレストランとカフェの2店舗ありまして、それぞれのお店にお金と食材を持っていけば注文した料理を作ってもらえるんですよ。それを食べるとHPがもりもりになっていきます。一見ちょっと面倒そうに思えるシステムでしょう?でもね、出てくるお料理がとにかくとってもおいしそう!食べてみたい!トプフェンパラチンケンて何!?ってなるので、個人的にはこのカフェとレストランに通い詰めるのは全然苦ではありませんでした。

 

で、主人公たちが食べる姿もまた可愛くて。出てくる料理をわしわしーと平らげるんですが、その食べっぷりも良い。上品だけど大喰らい。それぞれモーションが違って個性が出ています。メルセデスだけちょっとベイビー。

 

一時期このオーディンスフィアに出てくる料理を食べたくなって自己満で作っていました。

 

おべんとパン

もっとビジュアルを寄せたい…。でも普通に美味しかったです。

 

 

マグルのコンフィ

マグルはマンゴーで!コンフィの定義を調べながらたっぷりの砂糖で煮ました。煮てる時の禍々しさが良い思い出です。

 

サーモンのカルパッチョ

 

カット済みサーモンで済ました”逃げ”

見た目は残念な感じですが、どれも作るのは楽しく、それなりに美味しかったですよ…!いつか時間を見つけて再開したいです。

 

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ベイシスケイプ

音楽!『オーディンスフィア』の音楽も大好き!ベイシスケイプのキラキラ重厚なファンタジーサウンドオーディンスフィアというかヴァニラウェア作品に必要不可欠な存在です。初めてメインテーマを聞いた時、「イマ〜ジn…♪」くらいで「好きっ!」てなったのを覚えています。今もサントラ聴きながらこれを書いています。

 

サントラ、ジョージ様の描き下ろしイラストのちょっと大人っぽくなってるアリスちゃんがかわいいです。全曲にライナーノーツあるのもありがたい。何曲かオーケストラバージョンがあるのも!

 

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■リメイクとは

2016年にリメイク版が出ました。最初は「レ?レイブ?ヴか。」という聞きなれない副題に戸惑った『オーディンスフィア”レイヴスラシル”』。もうスラスラ言えますよ。リメイクってさ、PS2の作品を別のハードでも遊べるようにするだけでしょう〜?って思っていましたよ始めは。

 

実際は、(ご存知の通り)、全然違います!各所でリ・クリエイトとも表現されていますが、その通りだと思います。かなり追加要素の詰め込まれた、オーディンスフィア完全版といった作品です。これまでのこれまで出会ったリメイクでいちばん好き。

 

新ハードに対応した、画質の向上や操作性の快適さだけで十分すぎるくらいありがたいんですが。

 

ステージが増えとる。ボスが増えとる。楽曲が増えとる。バトルシステムが増えとる(セボンスター的なキュルンキュルンに可愛い”スキルツリー”)、料理をお店に行かなくても食べられるようになっとる(出張料理屋)。

 

ストーリーに変更はありませんが、別のゲームをやっているような、とまで言うと言い過ぎかもですが、とにかく新鮮な気持ちでプレイできました。

 

今回も購入者特典があった!無印版では入手しそびれたので喜びもひとしおでした。絵本のように可愛くて、何度も何度も見返しています。

 

楽曲も増えとるっていうのは新規で2枚組のサントラが発売されるくらい増えとるんですよ。こちらもジャケットはジョージ神の描き下ろし。無印版のジャケットと雰囲気が変わってこちらも可愛すぎるのです。アルバム専用のアレンジバージョンの楽曲もカッコ良すぎて、びっくりして目が覚めるくらいです。「決起と侵略」のイメチェンっぷりにドキィっとしました。「妖精の国の戦闘」はこのまま爽○美茶あたりのCMなどに使って欲しい。

 

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ここまで『オーディンスフィア』について好き放題書きましたが、書きながら改めて本当に「この世に『オーディンスフィア』があって良かった」「『オーディンスフィア』に出会えていて良かった」と思っていました。これまでもこれからもずっと自分の心の中にいる作品だと思います。

 

3月でヴァニラウェアさんは20周年を迎えるとのことで、本当におめでたいですね…!これからもずっとついていきます。

 

おしまい。