朝の散歩(フジオのブログ)

日記、感想、創作など。

『Final Fantasy Ⅻ』の思い出

好きなゲームについて書く回。

 

今回は『Final Fantasy Ⅻ』(以下、『FF12』)についてです。

 

なぜか他のFFシリーズと比べると地味な印象を受ける『FF12』(そんなことなかったらごめんなさい)。でも個人的には好きです!

 

この年齢になってダウンロード版で久々にプレイし直したんですが、令和の今やっても面白く感じて何十時間も遊びました。

 

個人的にストーリーが特別好きじゃなかったり、思い入れのあるキャラがいないとそんなに「このゲーム好き!」とはならないんですが、『FF12』はそれに当てはまらない(ごめんなさい)。ストーリーもキャラもそこまでハマってないけど、それでも好きと感じる、ある意味最高のゲームです。

 

当時の自分はあのシームレスなバトルとガンビットシステムが「楽しく且つ「楽」!」ですごく好きでした。ガンビットシステムはきっと当時中学生の私が初めてプログラミングの概念に触れた体験だったと思います。

 

それまでのRPGのフィールド移動中の雑魚敵とのバトルは、個人的には作業感を強く感じて好きではなかったのですが、『FF12』に限っては半自動でバトルが進んでいきます。そのため、フィールドをじっくり歩く=ゲーム内の世界を堪能することにより集中できて、ほんとに素敵なバトルシステムですよね。(ただし、ミストナックだけは今も全然ピンと来ない)。

 

フィールド以外の街なども、ラバナスタをはじめ異国情緒溢れるけど、具体的にどの国とも言い難い雰囲気(ベースとして西アジアがある??)がイヴァリースですか?ありそうでない世界観で好きです。

 

あと、上でストーリーそんなに好きじゃないと〜と書いてますが、中盤で人間より上位の存在が出てきたところは「わぁ」と、当時テンションが上がったのを覚えています。

 

キャラについても、戦争で心に傷を負っているのに、最初から最後まで「スラムの元気な少年(特殊なスキルや血筋なし)」のままだったヴァン、嫌いじゃなかったです。王族や関係者の間に変に入っていくより余程。

 

分かんないですが、やろうと思えばヴァンとアーシェの間に無理やり恋愛感情を持たせたるなどもできただろうけど、やらないところがさっぱりしてて好きでした。

 

キャラデザも、特にアーシェとパンネロが個人的に大好きで、今見ても可愛いなと思います。男女問わずポリゴンのみんなの髪やヒゲが風でふわふわ揺れてるのも可愛い…。

 

音楽も、私にとって『FF12』が初⭐︎ベイシスケイプだったので、あのキラッキラ、シャランシャランした音にうきうきしたのを覚えています。主題歌も好きで、アンジェラ・アキさんも好きになりました。

 

で、先ほど上でも書いたように最近十数年ぶりに『FF12』を遊びまして、そろそろバハムート要塞に突撃だ〜というところまで、進めたんですよ。結構終盤ですよね。そろそろKiss Me Good-Byeが聞けるぞ〜とか呑気なことを思いながら。

 

それが、ここまで来てタイトル画面のコンティニューの下にあるトライアルモードなるモードが気になって選択してしまったんです。バトルの腕試しモードみたいな感じですかね。(無印版には無かったような)。

 

これを何となく始めて、しばらく進めてセーブ画面になった時に、つい手癖でいつも使っている本編のセーブデータに上書きしてしまったんですよね。

 

気づいた時にはサァーっと血の気が引きました。何十時間分のFF12の本編データ、消えました。この年齢でゲームのデータを吹き飛ばすと、なんか子供の頃に感じた悔しさとはまた異なる、激しい虚しさが襲ってきました。

 

皆様お気をつけください。

 

一旦、別のゲームに手を出して、傷が癒えた頃にまたFF12に戻って今度こそKiss Me Good-Byeを聞きたいです。

 

おしまい。