朝の散歩(フジオのブログ)

日記、感想、創作など。

ファイアーエムブレム風花雪月が面白い。

※多分ネタバレもしているので、注意してください。

 

 

今年の2月くらいから始めて今日までじわじわ遊び続けているゲーム、『ファイアーエムブレム風花雪月』。

 

www.nintendo.co.jp

 

このゲームについて、好きに書きます。

 

 

 

<始めたきっかけ>
たまたまでした。風花雪月の「ふ」の字も知らなかったけど、「何かRPGをやりたいな♪」という軽い気持ちでやってみることにしました。

 

ファイアーエムブレム(以下、FE)シリーズ自体もちゃんと遊ぶのは今回が初めてです。ファイアーかファイヤーか、エムブレムかエンブレムかも分かってないレベルでした。

 

でも、小学生の頃一瞬遊んだFEシリーズ(GBAの何か)で「将棋みたいなゲームシステム」「戦闘で敗れたキャラ=死んでる、生き返らない」というルールだけ予備知識としてありました。

 

 

 

<やってみての感想>
面白すぎる。

 

 

 

面白すぎました。

 

前からこのゲームの感想を書いてみたいと思いつつ、言葉がまとまらず気づけば8月後半になっていました。まだ完全にはまとまっていませんが、そもそも完クリもしていませんが、自分を落ち着かせるために書きます。

 

 

 

<何が面白いのか>
・ストーリー(世界観)
・キャラ
・バトル
・育成システム

 

この4つがどれもすごく面白いんです。

 

 

 

・ストーリー
物語の舞台となるのはよくある架空の中世?近世?ヨーロッパ風の剣と魔法な世界です。主要3国が対立したり駆け引きしたりで政治的に緊張感が高まっている的な。宗教のあれこれも絡んでくる的な。

 

これだけを見るとすごくオーソドックスな感じです。が、なんでしょう、情報の隠され具合というか「この誘拐事件はどうなっちゃうの?!」「このキャラの真意は!?」ってストーリーを先に進めたくなる展開ばかりで、プレイする手が止まりませんでした。

 

で、ストーリーの後半、前半で仲良くなったキャラたちとバチバチに戦わないといけないのが辛い。相手を説得するとか、峰打ちとかないんです、殺さないと先に進めないのです。シビア!

 

「こうなる運命だったら前半でキャラたちと仲良くなるんじゃなかった!!!」と何回も思いました。辛くて途中プレイするのを中断した期間もありました。ゲームの中でも本当に戦争って最悪なものだと改めて思いました。

 

あと、自分の選択でストーリーが分岐するんです。分岐先によって明かされるストーリーの謎が異なってくるんです。

 

今は2周したところでプレイ時間は160時間くらいなんですが、まだ話の全貌も各キャラの真意も分からないんです。(1周目ルーヴェンラッセ、2周目アドラーラッセ(帝国ルート))。私の勘が悪いだけかもしれませんが。

 

自分が昔遊んでいたゲームは100時間も遊べば大体のストーリーやらキャラの情報は把握できた感じでしたが、今のゲームはボリュームが凄いですねえ。

 

 

 

そして、自分の選択によって敵だったキャラが仲間になったり、その逆になったりするのもキツかったです。どんなに頑張っても「全員が仲良し」というルートはなさそうです。

 

1周目の時、殺したくないキャラを殺してしまう、死なせてしまうってなって(もちろん、そうなるなんて思ってもなかった)、めちゃくちゃ後悔したから、「今度は誰も死なせない…!!!」と意気込んで別のルートを選んで、極力登場人物みんなを仲間にしようとしましたが、2周目も結局犠牲を避けられなかったり、仲間にしたキャラが死にはしなかったけど、本人にとっては死ぬのと同じくらい辛い人生を歩ませることになったりして。

 

1周目の時はあんなに一緒だった仲間キャラが、2周目の時はゴリゴリに敵意むき出しでこちらに斬りかかってくるのも切ないものがありました。立場が変わればこうなるのは仕方ないけど…。

 

各キャラに愛着持たせる仕掛けがしっかりしている上での、このストーリー展開。容赦ないです。

 

 

 

・キャラ
ストーリーにここまで入り込めるのは、やはりキャラクターへの愛着があってこそです。個人的に全キャラかなり好きになれました。


主人公(私)は士官学校の教師として生徒たちを導く立場にあります。で、その教え子である生徒たちが可愛い。(各クラス10人以下の少人数学級なので、全員に目が行き届きます)。

 

まず大前提キャラデザが本当に素敵で、男の子も女の子もかっこよく可愛く、イラストもポリゴンも良い感じです。あと声優さんの力。

 

性格に癖のある子も多いですが、確実にみんな良い子。みんな主人公のことを基本的に慕ってくれます。こんなに信頼されたら、教え、守り、導こうぞという気持ちに自然となっちゃいます。

 

主人公と各キャラが仲良くなるのもまあ嬉しいんですが、個人的には生徒同士の交友関係を見守るのがめちゃくちゃ楽しかったです。仲良くなったキャラ同士だけで起こる専用の会話を聞きたくてすごく頑張りました(キャラ同士の仲を取り持つのを)。

 

親密になったキャラによってエンディングも全部変わるのも凄いですね(主人公と結ばれたキャラ以外のキャラの後日談みたいなのも都度変わるっぽい)。主人公と結ばれたキャラ、全パターン見てみたいですが大変そうです。

 

士官学校は生徒の出身地(国)をもとに3クラスに分かれていて、1クラスしか受け持てないのがまた憎い設定です。全員の担任になりたくなります(そして何周もプレすることになる)。

 

そして風花雪月の予備知識ゼロで始めたので、ストーリーの中盤で5年間がピョンと過ぎて、生徒たちのキャラデザが一新されたのは本当にビックリでした。

 

みんな成長してかっこよく美しくなっているのです。こんな嬉しいことがあるでしょうか。台詞とかも一新されてて「制作スタッフさんありがとうございます!」という気持ちでいっぱいになりました。

 

現在の個人的な生徒ランキング

・前半キャラデザ好き
①リンハルト(中性的美人だけど長身)
②アネット(かわいい(かわいい))
③イングリット(制服めっちゃ似合ってる)

 

・後半キャラデザ好き
カスパル(前半とのギャップNo.1)
ヒルダ(理想的なギャル)
③マリアンヌ(隠れ美人の「美」が隠しきれなくなっている)

 

 

あと生徒以外にも学校の教員、教団の傭兵、生徒の親などの大人キャラも一人ひとり個性的で、全員掘り下げたくなります。

 

見た目が良く、自分を慕ってくれるだけでなく、みんな信念とか守るものとかがある人たちなのがキャラとして良いのでしょうね。後半のお互いにバチバチに戦争する展開も説得力があるというか。(どんな理由であれ殺し殺されはやめてくれ)

 

とにかく、キャラに、引き込まれました…。

 

 

<バトル・育成>
戦闘は、ターン制で各キャラをフィールド上に配置していくシミュレーション系、将棋みたいな感じです。

 

アクションゲームが苦手な身として、こういうシミュレーションゲームはやりやすく、とても楽しかったです。

 

地形と敵に合わせて、こちらの戦術(ジョブ・アビリティ・装備・配置など)を検討するのとか。

 

通常攻撃の他に、キャラ同士の連携技とか、必殺技とか、所属させた軍隊使うとか、やりようがいろいろあるのも良かったです。

 

大事に育て上げた生徒たちが戦場で活躍するのが本当にかっこよくて、戦闘のたびにほれぼれし、よりキャラへの愛着を深めていきました…。(フェリクスが、やたら強かった…笑)

 

 

 

そんな来る戦闘に向けて、学園生活中に主人公(私)は生徒たちに授業したり個別指導したりしてそれぞれの能力を上げていくのですが、これもまあ〜面白かったです。

 

まず、メイン戦闘以外はカレンダーに沿って時間が流れていく=時間・行動回数に限りがあるので、やみくもにキャラのレベルアップとかできなくて、ある程度計画的に時間を使っていかないといけない感じなんです。

 

剣術・槍術・弓術・魔術・馬術…、一人一人得意不得意があるので、「得意を伸ばすか、苦手を克服させる(能力開花する)か」考慮しつつ、将来的に就かせたいジョブに必要な技能を身につけさせていきました。

 

(あと、自分は主にこれまでFFやドラクエシリーズをメインで遊んできたので、FEのジョブの名前がどれも新鮮で、新しいジョブが使えるようになるたびにわくわくしていました。(ソシアルナイトとか、グラップラーとか、グレモリーとか!)。魔法の名前も。)

 

また、ただ戦闘技術を上げるだけではなく、メンバーと一緒に食堂でご飯食べたり、料理したり、歌を歌ったり、悩み相談したり、贈り物をしたり、お茶会をしたり…。日常生活も送れるのでね、そうやってみんなと仲良くなっていけるのでね、全然飽きないし、時間が足りませんでした。

 

キャラの育成・レベル上げに作業感があんまりないというか、自然と育て上げたいという気持ちが起こるシステム、素晴らしいと思いました。

 

 

このようにストーリー・キャラ・バトル・育成システムそれぞれがクオリティ高く、なおかつこの4つがお互いに作用し合っているから相乗効果でより素晴らしく感じられたんだと思いますFE風花雪月。

 

 

 

<その他>
・グラフィックは超!美麗!な感じではないと思いますが、個人的には全然気にならないというか、十分ゲームの世界に入り込めました。



・サントラも、少し言葉が雑かもしれませんが、なんというか「すごくちょうど良かった」です。戦闘の曲、ボス戦の曲、日常生活の曲、教会の曲、市場の曲…どれもこれも「この場面でこんな曲が流れていてほしい」という曲がドンピシャで流れていて気持ちよく、そしてノーストレスでした。サントラCDちょっとほしいかもしれません。

 

・自分がこのFE風花雪月を遊んでいる頃、世の中的にはFE風花雪月「無双」の方が盛り上がっていて、気になりつつも情報は入れないようにしていました。いつかプレイできたら良いなと思います。

 

・2周目を進めている途中で、ゲーム実況者のジャック・オ・蘭たんさんという方の風花雪月の実況動画の存在を知り、見るようになりました。この方はすごい有名なんですね。実況動画に疎くて全然知りませんでしたが、納得というか、すごく面白くて、ラジオ感覚で聞いています。

 

………

 

書いたことで少し気持ちがスッキリしました。

 

ストーリーはまだ2周残っているし、各キャラのエンディングも見てみたいので、途切れ途切れになると思いますが、これからもFE風花雪月を楽しんでいきたいと思います。