こんにちは、モンゴル旅行2日目の日記です。
ホテルの朝食バイキングが美味しそうだったんですが、普通に腹が痛くてほとんど食べられなくて無念でした。
まあ、そのことは置いておいて、
2日目はガイドさん付きのツアーを申し込んであったので、そのスケジュールに従い、結果として全行程で1番密度の濃い1日になりました。
身支度を済ませてホテルのロビーにいきますと、昨日の送迎時と異なるガイドさんと、昨日と同じ運転手さんが待っててくれました。
このガイドさんももちろん日本語がペラペラ(日本に5年ほど留学していたそう)で、車での移動中も様々なモンゴルの話を教えてくれました。車窓を見てちょっと気になったことがある時もすぐ質問できて、そしてすぐ返事がもらえるありがたさ。
(私「ウランバートル出身の人もみんな馬に乗れるんですか?」
ガイドさん「だいたい乗れますね。乗れないとかっこ悪いから。」
私「そうなんですね!かっこいい、すごい!」
的な…)
この、”個人旅行withガイドさんのツアー”の旅行パターンは初めてだったんですが、とても良いものですね。
もちろん金額的に申し込む時に少し迷いはありましたが、結果としてお値段以上の満足感がありました。
朝も都心部は相変わらず渋滞がすごかったです。が、そこを抜けると徐々に道は空いていき、目的地のテレルジらしい、のどかな景色が広がっていきました。
建物の密度がどんどんスカスカになって、草原と岩山が目立ってきます。で、道のすぐそばにも馬の群れや、羊の群れがいるという。(たまに集団で横断してくる)。
日本にない風景というだけで、眺めているとやはりテンションが上がります。
そうこうしてうちに、最初の目的地の「チンギス・ハーン像テーマパーク」へ。
チンギス・ハンにまつわる展示がいろいろある建物らしいです。チンギス・ハンにめちゃくちゃ関心があるわけではありませんが、普通に世界史の重要人物だと思っているので(仮にソシャゲFGOに出てくる場合は星5サーヴァントであってほしい)、訪れるのが普通に楽しみでした。
ガイド本で建物の外観写真だけは見ていました。ホールケーキのスポンジみたいな円柱型の建物の上にチンギス・ハンの像が立っているっていう。
写真で見たときは「はいはい」としか思ってなかったんですが、実際に近くで実物を見ると
デカい!!!!
デカさの迫力にびっくりしました。
デカいってそれだけで感動を呼び起こすのね…!
奈良の大仏の意義とか正直これまでピンと来てなかったんですが(鎮護国家?大仏を建てることで?なぜ?)、この巨チンギス・ハーン像を見て初めて感覚として理解できました。
デカい像の乗っている建物本体の中に入るとすぐ、またもや巨大なオブジェが。
巨・靴。
靴を大きくしてどうするんやという気持ちもありつつ「でけー靴ーー!!」とまんまと驚いてる自分もいました。
モンゴルの伝統的なデザインの靴で、靴の先が上を向いている理由などもガイドさんが教えてくれました。(乗馬する際の実用面と、虫を踏まないように(命を大切に)する精神性の意味があったような…(うろ覚えですみません))
このエントランス部分の他、地下に色々な展示物があるみたいなんですが、次はまず先に展望台に行きましょうとガイドさん。
これも「はいはい」と後をついていくと、頂上に向かうエレベーターに列ができていました。
エレベーター自体がゆっくりめの設計なのか、なかなか順番が回ってこなさそう。そこでガイドさんが「3階くらいなので階段で行きましょうか」と。
まあそれくらいの階数なら大丈夫と思いOKと伝えましたが、これが大きな過ちでした。
私の思ってた3階と違う!
(円柱の建物の上までがたぶん3階+さらに巨像の顔の高さまで行ったから=実質6〜7階)
普段の私がめちゃくちゃ運動不足というのはあるんですが、ガイドさんの上がるペースに全然ついていけない…。
しかし、後ろからも続々と階段で上がろうとする観光客の団体が押し寄せる…。踊り場もほぼなくて追い越してもらうこともできない…。
ノンストップで登りましたとも。こんなに太ももの筋肉の悲鳴を聞くのは中学生の頃所属していた運動部での筋トレ以来でしょうか。
登り切った後も心臓も動悸がおさまらず、しばらく絶景どころではありませんでした。
が、やっと呼吸が落ち着いてきた頃、景色を眺めますとまあきれい。(青空、大地、岩山)
巨チンギス・ハン像の胸元くらいの位置にいたので、像のお顔もよく見えました。
景色やお顔を堪能してから下ります。下りはエレベーター。中に謎のステッカーがたくさん貼ってあるのが印象的でした。
地下の展示コーナーも見ていきます。ここはチンギスハーン以外にもモンゴル文化のあれこれの展示もあって面白かったです。騎馬民族、かっこいい…!
展示もぐるっと一周見て回ってから建物を後にし、車で次の目的地へ。
途中で高速のサービスエリア・道の駅的なところに寄ってもらいました。日本と雰囲気が全然違っていて見ているだけで楽しいです。
建物(ゲル)内に入るとガイドさんが店員さんになにやら確認してくれています。そしてこちらに向かって笑顔で「ラッキーです。まだアイラグが飲めそうです!」
アイラグ。日本語で馬乳酒。モンゴルでは夏の期間に愛飲されている飲み物。漢字の通り、馬のお乳なんですが、発酵させてあるらしいです。
ガイド本でその存在を知ってから飲んでみたいと思っていたので、ありがたく飲ませてもらうことにしました。
フランクに紙コップに入れて出されたアイラグ。見た目は白い液体。
馬のお乳+発酵という全く味のイメージが湧かない存在だったのでとりあえず飲んでみました。
私の中の印象は!
漬物の汁!!!!
しょっぱくはないけど、なんだろう、このきゅっと酸っぱい感じ。すごく日本の漬物(キュウリやナスのやつ)のことを思い出しました。漬物の風味を液体として味わうのは生まれて初めてだったので衝撃を受けました。
が、癖になる味!もう一口飲みたいところでしたがアイラグにはアルコールが含まれている(5%)のでセーブしました。
もうひとつ、モンゴルフードを食べました。
ホーショール、です。
こちらは薄べったくした揚げ肉まんみたいな、わりとカジュアルな料理なのかな、コンビニのホットスナックコーナーでも売っていました。
個人的にはすごくおいしかったです!
店員さん(ガタイの良いおばさま)、ずっと表情が怖いな〜と思っていたけど、最後に微笑んでくれてキュンとしました。
小腹が満たされたところで、今度こそ次の目的地に向かいます。
おしまい