朝の散歩(フジオのブログ)

日記、感想、創作など。

モンゴル旅行2日目② 〜亀石(かめいし)〜

前回からの続きです。

 

サービスエリアを出発してしばらくドライブして、次の目的地に向かいます。

 

その場所は亀石。

 

自然が作り出した巨大な岩の形が亀のように見えることから、このような名前がついた、モンゴル・テレルジ観光では割と定番のスポットみたいです。

 

これもガイド本で写真だけは見ていて、その時はチンギスハンの巨像同様「はいはい」といったリアクションだった私。

 

 

そしてチンギスハンの巨像同様、実物を見るとその巨大っぷりにまたしてもビッックリしました。

 

右向きの亀さんに見えますか

 

めちゃデカい。ただそれだけで震える心。(字余り)

 

この写真だと分かりづらいですが、日本だとここまで大きいのなくないですか?(知らない)

 

像が人工物なのに対して、亀石は自然の芸術です。

 

まずデカすぎる岩というだけでなんだか面白いんですが、それが絶妙な形でバランスで立っているのがめちゃくちゃすごくないですか…?(もし日本にあったら地震で速攻で崩れそう)

 

亀石は特別存在感がありますが、遠くの景色を眺めていると、他にも絶妙な形の巨岩がちらほら見えます。

 

遠くの岩たちも面白い形をしています

 

 

こちらは確か通称・カメラ石

余談ですが、モンゴルでは放し飼いっぽい犬とたくさん出会いました



なぜこんな絶妙な形の巨岩がテレルジにたくさんあるのか説明されても、全然ピンときませんでした!(ここら辺は大昔は海の底で?(なんだかとってもロマン!)、とりあえずすごく長〜い年月で?こんな形になった、みたいな…)

 

高校生の時、選択科目で地理を選びたかったのに選べなかった悔しさが蘇りました。(今からでも勉強しましょう)

 

なお、亀石はただ眺めるだけでなく、亀の首くらいの高さまでは登れるらしいのですが、怖いのとシンプルに体力がないのでキャンセル。しかし、ある程度の高さまではガイドさんに勧められ登りました。

 

またしても身体中の筋肉が悲鳴をあげました。確かに眺めは綺麗でした。

 

自然に囲まれてる感が嬉しい

 

あとモンゴルは基本的に仏教がメイン宗教みたいですが、シャーマニズムもあるみたいです。亀石のすぐ側にそれ関係のオブジェ「オボー」がありました。

 

これが、オボー

 

ガイドさんに教えてもらって、このオボーの周りを歩きながら、そこら辺で拾った石をオボーに向かって投げながらお祈りをしました。

 

 

 

そうだ、皆さんが亀石に行く際に一つ気を付けていただきたいことがあります。それは亀石直前の一本道が「コメテオでも降ってきた?」ってくらいデコボコなことです。車で通行しようとするとテーマパークの軽度のアトラクション以上の揺れを体験することになるでしょう。

 

なぜ道にこんなにくぼみがあるのか…(行きで撮った写真)

 

行きがそうだったのでもちろん帰路も。すごい揺れだからはやく通り過ぎたいけど、道が凸凹だからスピードも出せず、数分間ひたすら車内で4人してゆらゆらナミナミがたがたしていました。

 

亀石自体もすごかったですが、この道もすごく思い出深いです。

 

 

 

 

この時点で時刻はお昼過ぎ。次の目的地でお昼ご飯を食べます。(亀石からそんな遠くない)

 

事前に渡されたツアースケジュールには「奥テレルジの遊牧民のお宅を訪問、モンゴル家庭料理の昼食」とあり、勝手に何かほっこりしたランチタイムを想像していました。

 

 

(シャイだけど一応観光客慣れしているモンゴル人のおばちゃんが、照れ笑いを浮かべながら数々の手料理を振る舞ってくれる、みたいな)

 

実際に連れて行ってもらったのは、閑散とした牧場みたいなエリアの一角。住人?スタッフさん?っぽいおじさんにガイドさんが声をかけましたが、おじさんは「誰だお前(めえ)ら!」みたいな態度※モンゴル語わからないけどそんな雰囲気。歓迎ムードは1ミリもありません。(なにかのトラブルで、この日この時間にツアー客が来ることを知らされてなかったのかも…??)

 

その後もおじさんとガイドさんで話し合って(側から見ると軽度の喧嘩のような様子)、なんとかお昼ご飯をいただけることになりました。

 

またもやゲルっぽい建物に案内され、

 

案内されたゲル内のストーブを確認してくれるガイドさん

 

テーブルに出されたのは「ツォイバン」です!

 

バーン!

 

こちらもモンゴル料理でして、どちらかというとジャンクフード寄りの立ち位置の料理みたいです。若い男性に人気だそうです。

 

味や使われている食材は違いますが、日本の焼きそばや焼きうどんに近い外見。

 

麺は太めでこってり、使われている野菜はにんじんとじゃがいも(しょっぱい味がついてる)、お肉は牛すじっぽい食感のも入っていて、よくわからないけど美味しかったです。

 

一人一皿でドーンと出されたのがなんだか面白くて、自分が子供の頃、土曜の昼食に親がよく麺類(袋麺、スパゲティ、それこそ焼きそばなど)を出してくれたことを思い出しました。

 

想像していた家庭料理とは違いましたが、間違いなくこの雰囲気はリアルめな家庭料理だなと思いました。

 

 

それにしても一皿の量が多くて、ツォイバンの山を掘り進める感覚で食べ進めましたが、完食にはほど遠く。タッパーを用意してもらってお持ち帰りしました。

 

一人前が、日本と比べて多い(そしてこの頃にはだいぶ打ち解けて一緒にピースサインをしてくれた運転手さん)

 

ちなみにガイドさんと運転手さんは完食。さすがです。モンゴルの人たちは基本的に日本人より体ががっしりしている印象で、食事の量にもそれが表れているねと思ったり。たくましい感じがかっこいいですね。

 

そうだ、飲み物で「スーテーツァイ」というのも出してもらいました。

 

人数分注いでくれるガイドさん。モンゴルでこの手の保温ポットたくさん見ました。レトロで和みます

 

あったかいミルクティなんですけど、塩味なんです!事前に知識を入れた上で飲みましたが、やはり一口めはびっくりしました。しょっぱいミルクティ。でも普通に美味しかったです。

 

続きはまた次回!

 

おしまい。