朝の散歩(フジオのブログ)

日記、感想、創作など。

また巡ってきた語学の春

今回は、今年度、細々と続けていた語学の自主学習の振り返りをする回です。

 

きっかけなどは以下3記事に。

 

wemmy.hatenablog.com

 

wemmy.hatenablog.com

 

wemmy.hatenablog.com

 

 

 

今年度は、以下4つのNHKの語学講座を試聴してました。
・エンジョイ・シンプル・イングリッシュ(以下、ESE)
・英会話タイムトライアル
まいにちロシア語
・ハングルッ!ナビ

 

 

 

 

 

 

まずESE。英語のリスニングが楽しい5分番組。4番組の中では唯一2年連続で視聴しています。

 

昨年度はテキストを購入して聞いていたんですが、今年度は横着してテキストを買わなかったんですね。そしたら聞き取りが途端に難しくなりました。事前に文章を読んでから聞くのと、そうでないのではすごく差があることを実感できました。

 

そして、「聞き取れないな〜」とヘラヘラなんとなく聞き流しているだけでは全然力がつかないこともよく分かりました(笑)来月からも視聴は続ける気ですが、やり方は変えようと思います。

 

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次、英会話タイムトライアル。英語のスピーキング力向上を目的に、こちらは一応一年、テキストを購入した上で試聴していました。が、咄嗟のタイミングで英語を少しでも喋れるようになったかといえば、全然でした…!

 

これは番組を1回聞くだけでなく、ちゃんと自主的に反復練習しないといけないな〜と思いつつも、ちっともできてませんでしたね。私の自主性・積極性の欠如が悪いのであって、番組に罪はありません。

 

ただ、「伝えたいことは、割と短いフレーズの英語で伝えられる」ということは分かったので、今後も細々と何かしらの練習をしていきたく思います。

 

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続いて、まいにちロシア語。初心者向けのロシア語講座。こちらもフワーと放送を1回聞いているだけでは全然覚えられないですね!(当たり前)

 

覚える(暗記する)、頭に叩き込まないと始まらないルールが、初級の段階ですごく多い…!そのためにまず「格」などの英語や日本語にない概念を受け入れるところからやらないとな感じで、脳がギャーンとしていました。

 

発音も難しい〜!どの外国語も難しいですけど。そして難しいけどやっぱり発音って大事だな〜とも改めて思いました。

 

でも、よく分からないなりに楽しかったです。この約1年でほとんど何も身につきませんでしたが、「初級の段階でどんなことを記憶・理解しないといけないのか」の範囲はなんとなく分かったので、来年度以降はその範囲をちまちま覚えていけたらな…なんて思っています。

 

 

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最後にハングルッ!ナビ。初級以前の「入門」といった内容の番組だったと思いますが、そのおかげもあって4番組の中では一番手応えを感じられましたハングル。いや、こちらも全然なんですが上の3つができなさすぎたので…。

 

英語とロシア語に比べたら、やっぱり日本語との共通点もちょこちょこ感じられて、それも親しみやすさの1つだったかもしれません。

 

 

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今年度、なんとなく始めた3つの言語の自主勉強。上に書いたように全然上達できませんでしたが、楽しかったです。

 

語学の勉強を「なんとなく」やるって、それだけで実に贅沢な時間の使い方だなとも思います。あとやっぱり少し遠くの場所に思いを馳せるタイミングにもなって、気分転換になるというか。とにかくやって良かったです。

 

来年度もできる範囲で続けていこうと思います。

 

おしまい。

好きなものがそうでなくなる寂しさと清々しさ

普段思っていることを書く回。

 

こんにちは。

 

去年は楽しく過ごせていた期間もありましたが、全体的には例年以上に
・何もやる気が起きない
・過去のネガティブな記憶ばかり頭を占める
・未来にも何の期待もできない

 

という状態の期間(虚無期)が長かったように思います。何か思い当たる原因もなく、ただただ穏やかな日々を送らせてもらっていたにも関わらず…!

 

そんな期間だったからか、これまでずっと好きだったのに、そうでなくなったもの(小説、漫画、イラスト、ゲーム、音楽、映画など)もいくつか出てきて、それもショックでした。

 

私は小中学生の頃に心を奪われたものを、この年齢になっても愛で続けているタイプの人間なんですが、2023年はそのうちのいくつかに突然ふっと冷めてしまいました。

 

冷めたのは自分自身なのに、過去の自分を否定し見捨てているような感覚にもなり、勝手に寂しく思っていました。

 

そして今まだ好いているものも、いずれ今回のように冷めていくのかもと思うと、恐ろしいような虚しいような気持ちにもなりました。

 

ただ、同時に「自分は子供の頃から少しは変わったんだな、変われたんだな」と、安心した部分もありました。

 

私の「好き」はただ好きと思い込んでいるだけで意固地になって執着し続けているだけの側面もあったので、その一部を自然と手放せたんだと、ちょっと清々しくも感じました。

 

うまく説明できませんでしたが、とにかく新しい感覚でした。

 

 

変わったといえば、反対に「これまで好きじゃなかったものを好きになった」パターンもありました。

 

すごく小さいことなんですが、これまで野菜のほうれん草と小松菜はそんなに好き好んで食べる野菜じゃなかったんです。スーパーでお買い得になってるタイミングだけで、たまには買うか、くらいの。

 

それが、去年くらいから、この2つの葉物野菜をやたらおいしく感じるようになり、進んで買うようになりました。これは嬉しい変化でした。

 

 

年末くらいに虚無期がなんとなく終わった感があり、今はまた「新しい植物を育ててみたいな〜」など先の楽しみに思いを馳せられるようになってます。

 

よかったよかった。

 

おしまい。

『傲慢と善良』

最近読んだ本の感想を書く回。

 

今回はこちら

 

辻村深月『傲慢と善良』

 

です。

 

publications.asahi.com

 

※以下、内容のあらすじや、鋭い感想・深い考察などはありませんが、ネタバレはあるので未読の方はご注意ください。

 

 

 

 

結構前から様々な評判を見聞きして読みたいと思っていていて、先日やっと読むことができました〜。

 

本を実際に手にしたときは「あ、結構分厚い、読めるかな…。」とビビっていましたが、実際読み始めると、24時間以内に最後のページまでいけました。本を最後まで読むにあたり、内容が面白ければ、本の厚みは何の関係もないことを改めて思い知りました。

 

ざっくりいうと婚活&婚約中の30代男女の話だと思うんですが、物語を通して2人とも成長していくので読後はさわやかでした。

 

そう、30代の成長譚。精神的に幼い30代が、それでもアクションを起こし、苦しみから解放されていく展開に個人的に救われました。

 

 

成長譚の主人公の年齢って(小説でも漫画でも映画でもゲームでも何でも)、10代かせいぜいで20代前半の設定が多くないですか…?私はここ10年くらいこの手の物語を見ると「こんなに若いのにみんなしっかりしてる…。」とフィクションのキャラクターにも劣等感を抱いていました。

 

現実の自分が未熟すぎて。

 

それがこの『傲慢と善良』の主人公の一人、真実(マミ)は自分と同じ30代かつ精神的に未熟。未熟の方向性も似てることもあって、共感できる部分がかなりありました。

 

共感できるということは、それだけ読んできるとグサグサくる描写も沢山あるということで。マミの考え方や挙動の情けない様子、マミに対する周囲の様々な角度からの厳しい評価に、内心何度も叫んでしまいました。

 

個人的にこのマミさんに特に共感してしまったのが、母親が過保護&固定観念が強い&子の意思を尊重しない(尊重するという概念がない)、みたいなタイプというところでした。決して悪い親ではないけど、この親の言うこと聞いていたら、そりゃ自分で物事を決められない人間になってしまうよな、と。

 

子どもの頃から賢かったり我が強かったりすれば、そんな親とも渡り合っていけたかもしれないけど、そんな賢くなくて平和主義な性格(善良)だったら、とりあえず自分の面倒をみてくれる親に従おうってなるのも分かる…。

 

でも、ある程度の年齢になってしまうと、親や誰かの言うことを聞いていても、人生の途中で手詰まりのタイミングが訪れる(それがこの物語では結婚に至るステップとして表れる)。

 

その時から自分で判断してやろうとしても、圧倒的に経験不足で全然うまくできない。

 

辛い!

 

自分自身がまさしくそのタイプだし、自分以外にもマミと似た側面を持つ人はいっぱいいるように思います。マミさんの存在と動向が人ごとではなく、急いでページをめくって結末を見届けようとしていました。

 

 

 

 

つい、マミさんの未熟さへの共感についてばかり書きましたが、他にも婚活中の心理あるあるや、地方都市で独身であることのヒリヒリ感(大型ショッピングモールの描写…)など、胸をえぐられる内容がたくさんですごく印象に残りました。

 

楽しい読書体験をありがとうございました。

 

おしまい。

『バナナワニ園』良すぎ。

こんにちは。

 

その存在を知った時から一度は訪れてみたいと思っていた場所、バナナワニ園に先日やっと行くことができました。

 

bananawani.jp

 

その日記です。

 

写真も普通にガンガン載せるので、まだバナナワニ園に行ってなくて、予備知識なしで楽しみたい方は閲覧注意してくださいね。

 

(ちなみに私はと言いますと、前日に公式HPだけ事前にチラ見して、当日を迎えました。)

 

バナナワニ園伊豆半島の東側を半分ほど下った場所にありました。伊豆半島自体が訪れるのが初めてだったので、道中の景色もなんだか楽しかったです。リゾート地っぽさが。

 

バナナワニ園の立地もなんだか不思議な感じで、普段見慣れない植物がわさーと生えた山?崖?に囲まれたようなところでした。

 

正面からの写真撮っておけば良かった…。駐車場側から見たバナナワニ園です。(右下)

 

 

園の入り口を入るとまずジューススタンドがありました。夫氏はバナナチョコソフトクリームを注文し、近くにあったストーブに当たりながらおいしそうに食べていました。

 

輪切りのバナナがぐるりと一周飾ってあるのがかわいい。

 

園内でよく見かけた熱川(あたがわ)ばにおさん。

 

食べ終わったら購入したチケットを握り締め、いよいよ本園・ワニ園に入場です。階段を降りていくと…、いやー、本当にそこはワニだらけの空間でした。ワニの楽園、ワニパラダイス、ワニパラ。

 

ワニ園。お空が見えるドーム状な空間も素敵。



私、これまでもどこかしらの動物園でワニは見たことはあると思いますが、ここまで様々な種類のワニを、しかも間近で見れたのは初めてで、本当に興奮しました。

 

 

こんにちは。

 

こんにちは。

 

お腹側からもこんにちは。

 

ワニ、最初に浮かぶ印象はやっぱり「怖い」です、私の場合。あの大きな口と鋭い歯でバックリやられたらひとたまりもないぞという。しかも爬虫類の中ではかなり賢いらしいワニ。自然界でばったり出会したら100%私の負け、死。

 

仮に自然界でこの距離で遭遇したらもう、ねえ…。

 

視線を感じる…?

 

 

デーン!

 

 

 

そんなワニを間近で観察できる不思議。

 

そして、怖いと同時に「かっこいい」とも思っちゃうんですよね。造形が。立派なしっぽや部位ごとに形の異なる鱗、たっぷり堂々としたお腹。うるうる・ギラギラした目。全体的に大きいからそれら全てが迫力があってうっとりしちゃいます。

 

カッコいいし、種類ごとにビジュアルが異なるから見飽きない。

 

しっぽカッコいい〜!そしてお腹がけっこうもっちり。

 

恐竜っぽく見えたり、ゴジラっぽく見えたり、その他何かしらのモンスターに見えたり、とにかく見ているだけでドキドキしてしました。

 

この上を向いているラインも美しい…!

 

で、ここからがワニのすごいなぁと思うところなんですが、こんなに怖くてカッコよくて一種の畏怖の気持ちが湧くのに、同時に「かわいいなあ〜」と思わせてくるんですよね!

 

水中真横から。開いた手と足が…!かわいい。

 

この体勢で4匹揃って微動だにしてないのも、なんだかシュール。

 

なんでしょう、顔の大きさに対して手足がちんまりしているからでしょうか。ちょっとマスコット感があります。その手足を水中でぷかーと浮かせている姿がなんともゆるい。お口が開きっぱなしだったりと、お顔も心なしか緩んでいるように見える個体もいました。

 

なんか笑ってるみたい。

 

ワニたちが浸かっている水と同じもの?を触れる水槽があって手を入れてみると、めちゃ温かい!お風呂!そりゃワニたちもあの顔になると妙に納得しました。

 

 

しっぽだけ温水に浸けているのかな、かわいいな。人間の足湯的な感覚?

 

ワニ園にはワニ以外にもリクガメや淡水魚、も展示されており、そのラインナップの渋さも良かったです。リクガメ、ワニよりよく動いてました。

 

 

 

なりたかった、ワニハカセ

 

ワニハカセへの道は遠い。

 

園内でたまに見かけるこのキャラもレトロでなんか好きです。

 

非常用の言葉にドキドキ。

 

 

展示品も迫力がありました。



日本にいたワニの化石の復元。

 

 

本園にはワニ園の他に植物園もあって、こちらも楽しかったです。普段あまり見かけない植物がたくさん展示されていまして、見ているだけで元気がもらえるような、逆にこちらの生気が吸い取られるような…。圧倒的な生命力を感じました。

 

本園・ワニ園から歩いてすぐのところにある本園・植物園

 

かわいいです。

 

かわいいです。

 

きれいー。

 

 

フォトスポット。

 

 

足元の植物も全部なんか素敵です。

 

はあ綺麗。

 

 

はい。

 

わー

 

わー

 

こんな可愛い見た目で食虫植物なんですね。

 

でっっかいシダ植物は特に圧巻でした。

 

シダエリア

 

 

 

あと植物園ですが動物も展示されていまして、唐突に現れるオオサンショウウオやオウム?なども素敵でした。

 

お顔を通路側に向けてくれていて嬉しい…。

 

ウパパーもいました。

 

そして、なんといってもマナティ…!

 

ほわああああ

 

 

あーー、可愛いいいぃぃ。

 

あの大きくてむっちりしたボディで水中を漂っている姿。平たいしっぽ。とぼけた感じの口元。顔の大きさに対してちっちゃい目!(しかも目を閉じるとしわっとなる。●→*)

 

数分に一度息継ぎで水中から上がってくるんですが、スペースがそれなりある中、わざわざ私の目の前でそれを行ってくれるので、メロメロになりました。2回も。ファンサありがとうございます〜!!あ、今絶対目があったよね、なんて舞い上がってしまいました。

 

ガラスにむちゅ

 

鼻を出した…!

 

呼吸の跡も愛おしいですね。

 

マナティー(ジュントさんというお名前だそうです)、今回バナナワニ園で出会った動物の中で一番意思疎通ができた感があるからか(他のアニマルズはみんなマイペースでかわいい)、なんだかすごく心に残りました。

 

ただ余計なお世話かもですが、他のマナティとは交流はあるのだろうか、寂しくはないのかな、そうじゃないと良いなと思いました。

 

 

 

 

 

ワニ園・植物園と本園を一通り見終えたら、次はマイクロバス(無料)に乗って3分ほどの場所にある分園へ。マイクロバス内ではマスコットキャラクターの熱川ばにおくんによるプロモーションアナウンスが流れていて和みました。

 

この分園、本園より高い場所に位置していて、全体的にふとした場所からの景色・眺めが良いです。動物コーナーにはワニはもちろんレッサーパンダもいますし、植物コーナーは果実のなる植物もあって、フルーツパーラーもあります!ある意味本園よりキャッチーかもしれない…。

 

存在の全てが「かわいい」。

 

いいいいい、かわいいいいいい

 

 

 

はい

 

そう、分園にてタイトル回収ではありませんが、ついにバナナと出会えます。バナナだー!私バナナがなっているのを実際に見たのは初めてかもしれません。立派な姿に惚れ惚れしました。

 

でっかい葉っぱ!

 

バナナー!

 

睡蓮コーナーも綺麗でしたー!水中からにゅっと突き出してやたら美しい色合いの花が咲いている姿は神秘的というか、特別感を感じちゃいます。

 

わー!

 

にゅ

 

品種ごとのお花の色が全部きれい。

 

SFぽい。

 

オニバスコーナーも美しかったです。

 

あとは展示ではないのでしょうけど、バナナワニ園の敷地内の一部の桜がもう開花していまして(ソメイヨシノじゃない品種みたいです)、その前にベンチが置いてあったので休憩がてらその桜を眺めました。下から見上げるとすごく綺麗でしたが、このタイミングで桜を見るのって不思議(不穏?)で印象的でした。メジロもたくさんいました。

 

!?

 

わー!

 

分園も一通り見て、最後にフルーツパーラーに行きたいところでしたが!時間が厳しくて入るのを断念しました。本当に残念です!バナナワニ園で栽培したバナナを使ったデザート、食べてみたかった…。

 

いつかリベンジしたい!

 

超・心残り。

 

そう、今回の旅程がすごくカツカツで、バナナワニ園の滞在時間も2時間程度で組んでたんです。短い!案の定、全然時間足りなかったです。パーラーに立ち寄りたかったし、動植物ももっとじっくり見たかったです。

 

あ、それでもバナナワニ園が楽しかったことには変わりありませんよ!

 

バナナワニ園、そもそも最初にバナナとワニメインのエンタメ施設を作ろうと思った人は本当にすごいと思うし、それが50年以上続いているのがカッコ良いですよね。

 

それ以降にできた動物園や水族館、テーマパークと比べるともちろんバリアフリー的にきびしかったり、華やかさは少なかったりすると思います。でも、レトロな感じが逆に落ち着きます。お客さんが多すぎることもなかったので、人混み苦手人間としては助かりました。対象(動物や植物)と一対一で向き合えているような感覚に何度もなれて、それが嬉しかったです。

 

わくわくする階段

 

かといって寂しくなったり不安になったりする程人が少ないこともなく、同じ空間に他のお客さんが2組ほどはいる感じも、個人的にはちょうど良かったです。

 

とにかくもう一回行きたいです〜!本当に楽しかったです。

 

おしまい。

『Final Fantasy Ⅻ』の思い出

好きなゲームについて書く回。

 

今回は『Final Fantasy Ⅻ』(以下、『FF12』)についてです。

 

なぜか他のFFシリーズと比べると地味な印象を受ける『FF12』(そんなことなかったらごめんなさい)。でも個人的には好きです!

 

この年齢になってダウンロード版で久々にプレイし直したんですが、令和の今やっても面白く感じて何十時間も遊びました。

 

個人的にストーリーが特別好きじゃなかったり、思い入れのあるキャラがいないとそんなに「このゲーム好き!」とはならないんですが、『FF12』はそれに当てはまらない(ごめんなさい)。ストーリーもキャラもそこまでハマってないけど、それでも好きと感じる、ある意味最高のゲームです。

 

当時の自分はあのシームレスなバトルとガンビットシステムが「楽しく且つ「楽」!」ですごく好きでした。ガンビットシステムはきっと当時中学生の私が初めてプログラミングの概念に触れた体験だったと思います。

 

それまでのRPGのフィールド移動中の雑魚敵とのバトルは、個人的には作業感を強く感じて好きではなかったのですが、『FF12』に限っては半自動でバトルが進んでいきます。そのため、フィールドをじっくり歩く=ゲーム内の世界を堪能することにより集中できて、ほんとに素敵なバトルシステムですよね。(ただし、ミストナックだけは今も全然ピンと来ない)。

 

フィールド以外の街なども、ラバナスタをはじめ異国情緒溢れるけど、具体的にどの国とも言い難い雰囲気(ベースとして西アジアがある??)がイヴァリースですか?ありそうでない世界観で好きです。

 

あと、上でストーリーそんなに好きじゃないと〜と書いてますが、中盤で人間より上位の存在が出てきたところは「わぁ」と、当時テンションが上がったのを覚えています。

 

キャラについても、戦争で心に傷を負っているのに、最初から最後まで「スラムの元気な少年(特殊なスキルや血筋なし)」のままだったヴァン、嫌いじゃなかったです。王族や関係者の間に変に入っていくより余程。

 

分かんないですが、やろうと思えばヴァンとアーシェの間に無理やり恋愛感情を持たせたるなどもできただろうけど、やらないところがさっぱりしてて好きでした。

 

キャラデザも、特にアーシェとパンネロが個人的に大好きで、今見ても可愛いなと思います。男女問わずポリゴンのみんなの髪やヒゲが風でふわふわ揺れてるのも可愛い…。

 

音楽も、私にとって『FF12』が初⭐︎ベイシスケイプだったので、あのキラッキラ、シャランシャランした音にうきうきしたのを覚えています。主題歌も好きで、アンジェラ・アキさんも好きになりました。

 

で、先ほど上でも書いたように最近十数年ぶりに『FF12』を遊びまして、そろそろバハムート要塞に突撃だ〜というところまで、進めたんですよ。結構終盤ですよね。そろそろKiss Me Good-Byeが聞けるぞ〜とか呑気なことを思いながら。

 

それが、ここまで来てタイトル画面のコンティニューの下にあるトライアルモードなるモードが気になって選択してしまったんです。バトルの腕試しモードみたいな感じですかね。(無印版には無かったような)。

 

これを何となく始めて、しばらく進めてセーブ画面になった時に、つい手癖でいつも使っている本編のセーブデータに上書きしてしまったんですよね。

 

気づいた時にはサァーっと血の気が引きました。何十時間分のFF12の本編データ、消えました。この年齢でゲームのデータを吹き飛ばすと、なんか子供の頃に感じた悔しさとはまた異なる、激しい虚しさが襲ってきました。

 

皆様お気をつけください。

 

一旦、別のゲームに手を出して、傷が癒えた頃にまたFF12に戻って今度こそKiss Me Good-Byeを聞きたいです。

 

おしまい。

一人一宇宙(ひとり いちうちゅう)

こんにちは。

 

今回は日頃なんとなく思っていることを書きます。

 

 

 

去年くらいから、よく自分の中で「一人一宇宙(ひとり いちうちゅう)」という言葉が浮かぶようになりました。

 

音の響きも字の並びもそんなきれいじゃない言葉ですが。

 

しかも、自分の中から出てきた言葉なのに、その意味自体はまだ曖昧という…。

 

 

でも、きっと年々自分の中で「人間は一人ひとり、本当に!別々の存在」という認識が強まっているから生まれた言葉なのかなと思います。

 

※この認識が生まれる前に自分の中で前提としてあったのが「(私が生きてきた狭い世界では)他者と「共通点が多いこと」「同質であること」をすごく求められているような、自分自身も他者にそれを求めているような気がしてる」という思いです。

 

 

・・・

 

 

まず、人は一人につき一つ肉体が用意されていて、その肉体を誰かと交換することってできないですよね。(ですよね?)

 

で、私たちは自分に用意された肉体を使ってでしか、この世界を生きることができない。

 

その上で、この肉体というのは、共通点もあるけど、でもよく見ると1つひとつかなり異なります。外見ももちろん違うし、中身や機能なんてもっと違うように思います。

 

 

さらに、このそれぞれ異なる肉体で、多少の共通点を持つことはあれど、基本的にそれぞれ別の地域・時代・環境のもとで育つ。

 

そんな異なる環境で育ち、異なる肉体で生きる世界は、たとえ一時期同じ時間・同じ場所で過ごしたとしても、見えるもの・聞こえるもの・できること・感じることは全然違っているはずです、きっと。

 

だから、仮に複数の人間が同じ時間・同じ場所で過ごしたとしても、一人ひとりが別次元の世界(宇宙)で生きているようなものだよな、と思うようになりました。

 

(例1)ある二人が一緒に散歩しても、それぞれ目に留まるものが異なる(一人はすれ違う人のファッションに目がいき、もう一人は動植物に目がいく)

 

(例2)ある二人が一緒に音楽を聴いても、聞こえるものが異なる(一人はベースの音はじめバンドサウンドが気になる、もう一人はボーカルメインで聞いている)

 

 

 

 

 

 

そして、こんなに一人ひとりは別物なのに、実生活では「共通点が多いこと」「同質であること」をすごく求められるのは不思議だなと思います。

 

でも、それも仕方ないというか、生きるために無意識にやってしまっているのかなとも感じます。

 

基本的に人間は一人では生きられない生き物だと思いますし、集団を形成して生き延びてきた社会的な生き物だと思います(イメージ)。

 

集団生活ではある程度のルールをみんなが守らないと破綻してしまい、破綻すると、突き詰めると生きていけなる者も出てくる…。…そこらへんの都合から、共通点や同質であることが大事になってくるのかなあと。

 

だから「みんな一緒であろう」「これが“常識”だよね、“普通”だよね、“正解”だよね」と思い込んだり、自分(たち)と異なる(とジャッジした)人や文化などを本能的に・無意識に怖れ、攻撃・排除しようとしたりする人も一定数出てくるのかな、と思ったりします。

 

(国家や民族などのスケールだけでなく、職場や学校などの空間、誰かと一緒に暮らす家の中などでも)。

 

(下手に共通点もあるところが、認識をややこしくさせる原因になっているのかも)。

 

 

 

私が下手な文でウダウダ書かなくても、こんなことはもうとっくにあらゆる芸術やら物語の世界では語られ尽くされているとも思うんですが、なんだか実生活を通して改めて思い知って、たまった言葉をここに吐き出したくなった次第でした。

 

 

私自身にも上に書いたようなひとりよがりで排他的な側面があるんですが、ここで「一人一宇宙」の言葉があると、「そもそも一人ひとりが全然違う世界の住人で、それは良いことでも悪いことでもない。(ただ時として面倒なだけ)」と、少し大らか?諦めの気持ちが持てるようになりました。

 

これからも社会生活を送るために他者と分かり合う努力は最低限続けていかないととは思いますが、分かり合えない事を前提に、お互いが傷つかない距離感を保ちたい気持ちが強くなる今日この頃でした。

 

おしまい。

『違う冬のぼくら』感想

こんにちは。

 

最近やったゲームの感想を書きます。考察や攻略情報は載ってないけど、ネタバレはあるから注意してくださいね。

 

ゲームのタイトルは『違う冬のぼくら』です。

 

store-jp.nintendo.com

 

こちらの作品は、プレイヤー2人がそれぞれ別の画面を見ながら、協力して進めていくゲームです(何かしらの通話手段が必要)(switchで遊ぶ場合はソフトの購入するのにプラスでNintendo online加入の必要があり。※初日から7日間無料)。

 

今回、友人に誘われて遊びました。この手の協力プレイのゲームをほとんどしたことがなかったので新鮮で楽しかったです。

 

ストーリーは映画『スタンドバイミー』ではないですが、タイプは違うけど仲良しの男の子たちがちょっと危ないある目的を持って森(山)へ行って、そこでの冒険でちょっと成長する(それを大人になった主人公が回想する)的なやつです。

 

ゲームジャンルとしては横スクロールアクション。自分が操作するキャラと、もう一人(友人)が操作するキャラの2人でステージごとの仕掛けを突破しながら、次のステージに進んでいきます。

 

2人で協力しないと(おそらく)絶対クリアできないギミックばかりなので、ずっと気を受けません。

 

最初は遠隔で遊びながらもお互いのゲーム画面は同じものなんですが、途中から微妙に別々の画面になっていくんです。これが面白かった!通話で友人とやりとりしてるんですが、なんだか話が噛み合わなくなっていくんです(共通点もあるのが逆にややこしい)。

 

ギミックも複雑になっていきます。

 

私が友人に「画面右のサイコロを移動して」と頼んでも友人の画面にはサイコロなんてどこにもなくて「???」となるみたいな。

 

逆に友人が「ここは沼地で渡れない」と言っている場所が、私の画面だとただの平地でサクサク歩けたり。

 

こういう状況になるとひたすら相手の話や説明を聞き、自分の画面では見えないことを見えないなりに解決していくことになります。これが面白い!

 

ただこれ、私がアクション操作苦手&察しが悪いこともあって、友人にめちゃ迷惑をかけまくりました…!申し訳なさがすごかったです。が、陽気な友人だったのでいつも笑い飛ばしてくれたので最後まで楽しくプレイできました。このゲームで一番大切なのは「陽気なプレイ仲間」なのかもしれません…。

 

(ちなみに、攻略を一切見ないでとはいえ、1周クリアするのに8時間もかかりました。)

 

ストーリーも途中から分岐点が出てきたり、さらにお互いのストーリー(画面)が違うパートもあったりして、1周遊んだだけではストーリーの全容が分かりません。

 

そう、私はまだ全然このゲームのストーリーを把握してないんですよ。でも、その話の全容が明らかになってないところも自分が実際に「子供の頃のあの記憶はなんだったんだ?」となる感覚に近くて、これはこれで作品に合っているかな〜と思っています。

 

グラフィックもパステルカラーのドット絵でかわいかったですし(まあまあグロテクスな表現もあるんですが)、サントラも心地よい感じでした。

 

とにかく自分にとっては新鮮で楽しいゲームでした。勧めてくれた友人に感謝です。

 

おしまい。