こんにちは。
その存在を知った時から一度は訪れてみたいと思っていた場所、バナナワニ園に先日やっと行くことができました。
bananawani.jp
その日記です。
写真も普通にガンガン載せるので、まだバナナワニ園に行ってなくて、予備知識なしで楽しみたい方は閲覧注意してくださいね。
(ちなみに私はと言いますと、前日に公式HPだけ事前にチラ見して、当日を迎えました。)
バナナワニ園は伊豆半島の東側を半分ほど下った場所にありました。伊豆半島自体が訪れるのが初めてだったので、道中の景色もなんだか楽しかったです。リゾート地っぽさが。
バナナワニ園の立地もなんだか不思議な感じで、普段見慣れない植物がわさーと生えた山?崖?に囲まれたようなところでした。
園の入り口を入るとまずジューススタンドがありました。夫氏はバナナチョコソフトクリームを注文し、近くにあったストーブに当たりながらおいしそうに食べていました。
食べ終わったら購入したチケットを握り締め、いよいよ本園・ワニ園に入場です。階段を降りていくと…、いやー、本当にそこはワニだらけの空間でした。ワニの楽園、ワニパラダイス、ワニパラ。
私、これまでもどこかしらの動物園でワニは見たことはあると思いますが、ここまで様々な種類のワニを、しかも間近で見れたのは初めてで、本当に興奮しました。
ワニ、最初に浮かぶ印象はやっぱり「怖い」です、私の場合。あの大きな口と鋭い歯でバックリやられたらひとたまりもないぞという。しかも爬虫類の中ではかなり賢いらしいワニ。自然界でばったり出会したら100%私の負け、死。
そんなワニを間近で観察できる不思議。
そして、怖いと同時に「かっこいい」とも思っちゃうんですよね。造形が。立派なしっぽや部位ごとに形の異なる鱗、たっぷり堂々としたお腹。うるうる・ギラギラした目。全体的に大きいからそれら全てが迫力があってうっとりしちゃいます。
恐竜っぽく見えたり、ゴジラっぽく見えたり、その他何かしらのモンスターに見えたり、とにかく見ているだけでドキドキしてしました。
で、ここからがワニのすごいなぁと思うところなんですが、こんなに怖くてカッコよくて一種の畏怖の気持ちが湧くのに、同時に「かわいいなあ〜」と思わせてくるんですよね!
なんでしょう、顔の大きさに対して手足がちんまりしているからでしょうか。ちょっとマスコット感があります。その手足を水中でぷかーと浮かせている姿がなんともゆるい。お口が開きっぱなしだったりと、お顔も心なしか緩んでいるように見える個体もいました。
ワニたちが浸かっている水と同じもの?を触れる水槽があって手を入れてみると、めちゃ温かい!お風呂!そりゃワニたちもあの顔になると妙に納得しました。
ワニ園にはワニ以外にもリクガメや淡水魚、も展示されており、そのラインナップの渋さも良かったです。リクガメ、ワニよりよく動いてました。
本園にはワニ園の他に植物園もあって、こちらも楽しかったです。普段あまり見かけない植物がたくさん展示されていまして、見ているだけで元気がもらえるような、逆にこちらの生気が吸い取られるような…。圧倒的な生命力を感じました。
でっっかいシダ植物は特に圧巻でした。
あと植物園ですが動物も展示されていまして、唐突に現れるオオサンショウウオやオウム?なども素敵でした。
そして、なんといってもマナティ…!
あーー、可愛いいいぃぃ。
あの大きくてむっちりしたボディで水中を漂っている姿。平たいしっぽ。とぼけた感じの口元。顔の大きさに対してちっちゃい目!(しかも目を閉じるとしわっとなる。●→*)
数分に一度息継ぎで水中から上がってくるんですが、スペースがそれなりある中、わざわざ私の目の前でそれを行ってくれるので、メロメロになりました。2回も。ファンサありがとうございます〜!!あ、今絶対目があったよね、なんて舞い上がってしまいました。
マナティー(ジュントさんというお名前だそうです)、今回バナナワニ園で出会った動物の中で一番意思疎通ができた感があるからか(他のアニマルズはみんなマイペースでかわいい)、なんだかすごく心に残りました。
ただ余計なお世話かもですが、他のマナティとは交流はあるのだろうか、寂しくはないのかな、そうじゃないと良いなと思いました。
ワニ園・植物園と本園を一通り見終えたら、次はマイクロバス(無料)に乗って3分ほどの場所にある分園へ。マイクロバス内ではマスコットキャラクターの熱川ばにおくんによるプロモーションアナウンスが流れていて和みました。
この分園、本園より高い場所に位置していて、全体的にふとした場所からの景色・眺めが良いです。動物コーナーにはワニはもちろんレッサーパンダもいますし、植物コーナーは果実のなる植物もあって、フルーツパーラーもあります!ある意味本園よりキャッチーかもしれない…。
そう、分園にてタイトル回収ではありませんが、ついにバナナと出会えます。バナナだー!私バナナがなっているのを実際に見たのは初めてかもしれません。立派な姿に惚れ惚れしました。
睡蓮コーナーも綺麗でしたー!水中からにゅっと突き出してやたら美しい色合いの花が咲いている姿は神秘的というか、特別感を感じちゃいます。
あとは展示ではないのでしょうけど、バナナワニ園の敷地内の一部の桜がもう開花していまして(ソメイヨシノじゃない品種みたいです)、その前にベンチが置いてあったので休憩がてらその桜を眺めました。下から見上げるとすごく綺麗でしたが、このタイミングで桜を見るのって不思議(不穏?)で印象的でした。メジロもたくさんいました。
分園も一通り見て、最後にフルーツパーラーに行きたいところでしたが!時間が厳しくて入るのを断念しました。本当に残念です!バナナワニ園で栽培したバナナを使ったデザート、食べてみたかった…。
そう、今回の旅程がすごくカツカツで、バナナワニ園の滞在時間も2時間程度で組んでたんです。短い!案の定、全然時間足りなかったです。パーラーに立ち寄りたかったし、動植物ももっとじっくり見たかったです。
あ、それでもバナナワニ園が楽しかったことには変わりありませんよ!
バナナワニ園、そもそも最初にバナナとワニメインのエンタメ施設を作ろうと思った人は本当にすごいと思うし、それが50年以上続いているのがカッコ良いですよね。
それ以降にできた動物園や水族館、テーマパークと比べるともちろんバリアフリー的にきびしかったり、華やかさは少なかったりすると思います。でも、レトロな感じが逆に落ち着きます。お客さんが多すぎることもなかったので、人混み苦手人間としては助かりました。対象(動物や植物)と一対一で向き合えているような感覚に何度もなれて、それが嬉しかったです。
かといって寂しくなったり不安になったりする程人が少ないこともなく、同じ空間に他のお客さんが2組ほどはいる感じも、個人的にはちょうど良かったです。
とにかくもう一回行きたいです〜!本当に楽しかったです。
おしまい。